ドラマが最終回を迎える前に絶対読むとひそかに誓っていた原作本「1リットルの涙」難病と闘い続ける少女亜也の日記」を読みました。
先日の出張の帰り、新幹線、地元のローカル線、そして自宅までの道のり(を歩きながら)ずっと読み続けてしまった。なぜか途中で読むのを中断したくないと感じてしまったからであるが、この本はいっきに読み終えるべきものです。読み手の感情を高ぶる本というものはまさにこの本のことでしょうか。
電車の中で泣いたらどうしよう。なんていうつまらない心配をしましたが、残念ながら泣けませんでした。あくまでも事実を語ったドキュメンタリーです。泣かせるワザとらしい演出などありません。「脊髄小脳変性症」がどのような病気なのか、その病魔と闘った亜也さんの心の内、そして亜也さんが生きた証、それがこの「1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記」です。よって見知らぬ他人が同情で泣いては可哀相です。
さて、ドラマ「1リットルの涙」ですが、いまいち亜也さんの内面的な部分が描ききれていないのでは感じていましたが、その足りない部分を原作本を読んだことで補完され、よりドラマに感情移入することができ、第十話ではウルウル、ウルウルの連発でした。
来週はいよいよ最終回。まだ原作を読んでいない人は放送までに原作本を読むことをお勧めします。