西遊記

今冬の月9ドラマは…

西遊記「西遊記」

第一話の冒頭のキムタクvsシンゴの場面はそれなりに良かったが…

我慢して最後まで見て一言

「なんじゃこりゃ」

いやいや第一話だけで結論付けてはダメだ。

ということで第二話も途中でリタイアしたいのを我慢して最後まで見たが…。

はっきり言って「連ドラ」でやるレベルのものではない。

私の世代(40歳前後)の「西遊記」といえば、伝説となってしまった夏目雅子さんの西遊記です。

日テレ系 昭和53年
孫悟空=堺正章 三蔵法師=夏目雅子 猪八戒=西田敏行 沙悟浄=岸部シロー

夏目雅子さんの三蔵法師には、厳しさの中に優しさを感じ、気品と強さを持った雰囲気がありました。
堺正章さん、西田敏行さん、岸部シローさん、それぞれ独特のなんともいえない絶妙さ。
そしてドラマを盛り上げるのはゴダイゴの「ガンダーラ」と「モンキーマジック」である。

思い出を美化したがるものかもしれないが、良い作品だったと思う。

その後も「本木雅弘(悟空)&宮沢りえ(三蔵)」、「唐沢寿明(悟空)&牧瀬里穂(三蔵)」の西遊記があったようですが、私は全く興味が沸かず観ていません。

「三蔵法師といえば夏目雅子」それしかありません。

伝説になってしまった人を超えることは不可能ですので、それ以降の三蔵法師を演ずる人は結構辛かったかもしれませんね。

さて「香取慎吾(悟空)&深津絵里(三蔵)」の西遊記ですが、連ドラにせず「お正月スペシャル番組」にすれば“当たり”だったかもしれません。

SMAPのメンバーが敵役で順番に登場して、最期の場面が「キムタクvsシンゴ」。

戦いに勝った後、天竺への険しい道のりはまだ続く…

でドラマを終わらせる。

これならば正月らしいドタバタ喜劇で観る側を無理やり納得させることができる。

深津絵里さんの三蔵法師は、過去の雰囲気を取っ払い“新しいタイプ”の三蔵法師を演じているのなら、それはそれで良いと思う。
しかし、慎吾クンの“わざとらしい”“うるさい”“下品”な孫悟空にはプラス評価できる材料が今のところない。
淳史クンが猪八戒というのもなんでだ。電車男のご褒美か?
一番可哀想なのはウッチャンですなぁ。もったいない。影が薄すぎです。
どうせならカンフー使いのオリジナルキャラを用意して、御一行様がピンチになると颯爽と現れ救ってくれるというほうが面白いだろうに。

フジテレビの月9ですから“打ち切り”になることはないと思うけど、月曜の9時にやるドラマじゃないよなぁ。



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