2008冬ドラマが面白い「鹿男あをによし 第二話」

展開が全く持って予想がつかない。登場人物たちが妙、話の展開も妙、演出も妙、今冬ドラマの中で一番妙なドラマである。

小川孝信(玉木宏)は、鹿に話しかけられ突然“運び番”に選ばれたが、小川は理解不能状態に陥りこれは夢なんだと思い込むが、ドラマを観ている人も分けが分からん状態でしょう。成り行きで剣道部の顧問になってしまったが、これは「鹿」が仕組んだ筋書き通りに展開していると見るべきでしょう。

ある日、奈良公園で小川がゴルフの素振りの練習をしていると再び「鹿」が現れ、それは京都で「狐」の“使い番”に選ばれた人間の女性から“サンカク”と呼ぶ物を渡されるのでそれを「鹿」に渡すのが小川の役目であると告げる。後日、剣道部の顧問として学校の運動部が対抗で行う“大和杯”と呼ばれる交流戦のための打ち合わせとして京都に出かけることになるが、その辺のエピソードで今後の展開の伏線を張りまくっている。

小川のクラスの生徒・堀田イト(多部未華子)、学校の教頭・小治田史明(児玉清)、この謎多き二人の人物がストーリー上どのような役目にあるのか。下宿先の女将・福原房江(鷲尾真知子)の「リチャード(小治田のニックネーム)は野心家だから気をつけろ」と言うように小治田の行動には何か裏がありそう。

最初の指令に失敗した小川は「鹿」に“運び番”として失格であると告げられ印を付けられた。ここで小川の鼻に「鹿」の鼻を押し付けのだから鼻がどうにかなってしまうのかと思ったら、なんと鏡に映った小川の顔が………鹿!! テレビに向かって思わずコーヒーを噴出しそうになったゾ。予想がおもっいきり外れてこれは面白い。

それにしても頻繁に起きる地震の原因って巨大なナマズなのでしょうか。そのナマズをおとなしくさせるためのアイテムを集めるのが“運び番”の役目でしょうか。まだまだ謎が多いドラマで楽しめそうです。



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