「劇場版エースをねらえ!」のLDを諦めてブルーレイで

Amazonのマーケットプレイスで購入した「Pioneer CD/LDプレーヤー CLD-R5」は、僅か52分で壊れました。すぐに返品処理の手続きをしたのですが、「劇場版エースをねらえ!」を取り出すことができません。


ネットで何か対処方法が無いものか探してみましたが、よくありがちなトレーの出し入れの不具合に関しては裏モードを使うことで何とかなることが分かりました。しかし、エラー「E0」については致命的な故障らしく、メーカーに修理を出すか、自分で解体することになる模様。前者についてはオーバーホールみたいなものですので約3万円の出費、後者については完全にばらしてしまうためLD救出後にLDプレイヤーを捨てることになります。

で、Amazonに返送する時に返品伝票に「取り込まれたLDを返してください」と書いておきました。

二日後、Amazonから「取り出すことが不可能、LDプレイヤーを再度送るので自分で取り出してくれ」なるメールが届きました。返品するものを自腹でメーカーに修理依頼するわけが無く、かといって解体してしまっては返品ができなくなります。

「取り込まれたLDを諦めるので早急に返金してくれ」のように返信すると、補償代わりに500円クーポンがアカウントに登録されたらしい。ギフト券ではなくクーポンですので、次回の買い物時に購入金額が減額されるものです。

試しに「劇場版エースをねらえ!」のブルーレイをポチッして、決済のページまで進めると500円割り引かれます。そのままカチッ。


ということで、LDからブルーレイになった「劇場版エースをねらえ!」。

過去に何度も観た作品ですが、今なお最高傑作だと思います。総集編でもダイジェストでもなく、1本の作品になっています。歳のせいか2箇所ほどで思わずウルウルきてしまいました。

岡の無言電話に「岡だな」とこたえる宗方コーチ。このシーンにウルウルくるのは子育ての経験がある人かもしれません。このシーンのやりとりは、ほんと深いです。


エースをねらえ!のファイナルステージまで観てから改めて「劇場版エースをねらえ!」を観ると、なぜ宗方が岡を選んだのか分かるのですが、それはあくまでもアスリートとしての素質面だけであって、もうひとつの理由を明かしているのは劇場版だけだったような…

それと全くムダが無く濃密な内容の「劇場版エースをねらえ!」のひとつひとつの出来事は、ファイナルステージに繋がっているため、なおさら宗方のセリフの重みを感じるわけです。

出崎統監督作品「劇場版エースをねらえ!」は、これから先も私の中で“トップ3”に入り続ける作品だと思います。

あしたのジョー、エースをねらえ!、ガンバの冒険、宝島、ベルサイユのばら、スペースコブラ、ブラック・ジャック、etc

ほんと出崎統監督作品は名作揃いですね。私は出崎統監督の作風が一番好きです。

ps.

「エースをねらえ!2」のDVD-BOXについては手に入れることができるようですが、「エースをねらえ!ファイナルステージ」については中古ですら超プレミアム価格になっています。「劇場版エースをねらえ!」のブルーレイの売れ行きが良ければ「エースをねらえ!2」と「エースをねらえ!ファイナルステージ」もブルーレイのBOXが用意されるのでしょうか。

洋画などは過去の作品を何度も価格改定して再発売されるのですが、アニメはなぜか不遇です。版権の問題なのでしょうか。


ということで、超断捨離で残したコレクションから発掘してきました。

レンタルビデオをβにダビングしたものをさらにDVD-Rにダビングしたものですが、「観ることができる」そのことに価値があります。


まずは5話までいっきに観ました…

海外遠征から帰国した岡ひろみが、空港から宗方仁の自宅へ向かうシーンでは、観ていて徐々に心拍数が高まってきます。そして、日記を読むシーンではウルウルしてきて、遺影と対面したシーンで思わず涙がポロリ。



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