2014年11月25日
2014年11月の九州遠征の最終日は100名城の「名護屋城」、そして「官兵衛ゆかりの地」の「福岡城」と「福岡藩主黒田家墓所(崇福寺)」に立ち寄ります。
・201411九州1
・201411九州2
・201411九州3
遠征五日目
遠征最終日は夜中の豪雨で目覚めてしまい寝不足です。深夜から朝まで、自転車を走らせることなど不可能なほどの雨が降り続いていたため、最終日は最寄駅から福岡空港まで輪行するとしても時間を持て余します。だからと言ってバスを利用して観光というわけにもいきません。さてさてどうしたものかとあれこれ考えていたための“寝不足”ともいえます。
とりあえずチェックアウトの制限時間まで過ごすかなと朝食タイム。さすがに他の宿泊客は諦めているのか誰も食事会場には現れません。
朝食後、宿のベランダから海を眺めてみると尋常ではない風が吹き荒れていることが分かりますが、どうやら雨は止んでいるようです。
まあ、雨さえ降っていなければなんとかなるでしょ。過去の遠征では暴風警報が発令中でも走ったことがあります。
雨雲レーダーで確認すると3時間後に再び九州北部は雨雲に覆われる予報になっているため、本日のメインイベントである「名護屋城散策」だけでもなんとかなりそうです。宿に荷物を預けて、名護屋城まて往復して3時間後に戻り、雨が降り出しそうならば、近場の日帰り温泉で時間を潰してから最寄駅から輪行。実はこのプランも準備してありました。よって、日帰り温泉の場所も列車の時刻も調査済みです。
ということで7時53分、強風の中、名護屋城を目指して出発。さすがに唐津市内は通勤車両で混んでいます。学校周辺は生徒さんたちの自転車で渋滞。予想よりかなり遅いペースで唐津市内を通りぬけましたが、風との闘いは続きます。
9時ごろに「名護屋城跡」に到着。天気が悪い平日ですから観光客はゼロでしたが、駐輪場を探している間にシニアさんのグループが到着。どうやら私と同じように「軍師官兵衛」の影響で名護屋城跡に来たようです。そのグループの面々は全員が70歳を遥かに超えていると思われますが、結構な健脚で荒地や階段をさっさと進みます。「毎日が日曜日」の面々は、あちこち出かけて悠々自適な生活を送っているのかもしれませんね。
秀吉の朝鮮出兵の拠点となった「名護屋城」。これにて九州地区の100名城をコンプリートです。
日本中の大名がここに集結させられていたことがよく分かります。「名護屋城」は予想より遥かに広かったため、滞在時間を50分ほど要しました。
荒れ狂う海を見ながら唐津の宿を目指します。
別名「夫婦岩」と呼ばれている「立神岩」。もっと近くで見たいところですが、この天気でこれより先へ進むことは難しいです。
このような怖さを感じる海を見たのは初めてです。
前回は途中でUターンした「虹の松原」ですが、今回はこのまま東へ向かうため終点まで走ることができます。11時30分頃に宿に戻って荷物を受け取り、リスタート。相変わらず強い風に苦しめられ、思うようにはペースは上がりません。
佐賀県と福岡県の県境。
昼食はJR福吉駅近くのラーメン屋で「とんこつラーメン+餃子(4個)+半チャーハン」で1000円なり。特に変なクセもない普通のとんこつラーメンでした。
福岡城まで残り20km辺りから非常に交通量が多く、路側帯も狭いため精神的に疲れ、走り辛さもあり大幅にペースダウン。
相変わらず福岡県は走り辛いです。気分転換で「南国白くま」。いろんな「しろくま」があるようです。
15時15分、思いのほか時間を要して「大濠公園(おおほりこうえん)」に到着。ちょうど紅葉が見ごろになっていて“絵”になります。ところで、公園を周回するジョギングコースには、あいにくの空模様にも関わらずウォーキングやジョギングを楽しんでいる人が大勢いますが、今日は平日ですよ。
大濠公園の隣の舞鶴公園に福岡城跡があります。
当然ながら前回訪問時には無かった幟です。大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送が終わったら幟を撤去するのでしょうか。「官兵衛ゆかりの地」ということで福岡城跡にも平日とは思えないほど観光客が来ています。
天守閣跡地からの眺め。ここには桜の季節に来ると良さそうですね。
福岡城の「多聞櫓」は国指定重要文化財に指定されています。内部については「イベント時等に一般公開」となっていますが、それがいつなのかは分かりません。
今日は雨予報でしたが、なんとかここまでは濡れずに来ています。このままゴールまで雨とは無縁で行きたいものです。
交通量が多い福岡市内を通ってやってきました福岡藩主黒田家墓所「崇福寺」。これこそ究極の「官兵衛ゆかりの地」ですね。
崇福寺の境内の奥に黒田家のお墓がありますが、以前は門に鍵がかかっていて特別な許可を得なければ入ることができなかったようです。大河ドラマ「軍師官兵衛」の影響で訪れる人が多いためか、現在は9時から17時の間だけ門が開かれ、自由に参拝ができます。それがいつまでなのか分かりません。参拝したければ今がチャンスです。
ということで、黒田官兵衛のお墓の前で合掌。
こちらは黒田長政のお墓。官兵衛の墓碑と長政の墓碑は随分と違いますね。実は官兵衛の墓碑を除いて福岡大空襲で消失してしまったそうです。
16時48分、福岡空港に到着。
走行距離:100.5km 獲得標高:641m
風の影響と走り辛さで走行距離の割には時間を要した遠征最終日でした。
福岡 19:05-20:25名古屋小牧
小牧空港 20:45-21:15 名古屋駅前
名鉄名古屋 21:21発→21:52 新安城
22時15分ごろ帰宅。これにて九州平定は完了です。
交通費 : 29,610円
宿泊費 : 26,782円
観光 : 930円
食事、おやつ、ドリンク : 9,256円
土産 : 2,160円
合計 : 68,738円