26年越しの八重山諸島の旅

26年前に石垣島を訪れた時は大型の台風に直撃されて、メインイベントだった「西表島観光」をすることができず、仕方なく台風の中をレンタカーであちこちウロウロしました。台風一過の翌日の「貸切タクシーで石垣島観光」でも同じコースを回り、「石垣島はもう十分です」状態。。。

いつかは西表島に行きたいと思いながらも26年も経過してしまいました。

ブロンプトンの旅で日本中を走り、幹になる「日本一周」を達成した後は枝葉になるオプションを楽しんでいます。その一環で「日本の世界遺産を訪れる」をコンプリートさせるために、今シーズンは「小笠原諸島」を予定していましたが、ふと何を思ったのか「やっぱり八重山諸島に行こう」と急きょ変更。

東西南北のコンプリートについては定義が人それぞれですが、“自転車旅の日本一周”としては「納沙布岬、神崎鼻、佐多岬、宗谷岬」だと今でも私は思っています。沖縄の「本土復帰」前なら誰でもそれに異論はないのでしょうが、本土復帰後としては「西は与那国島の西崎」「南は波照間島の高那崎」を主張する人もいます。所詮は趣味の旅ですから定義などどうでも良いのですが、民間人が普通に行くことができる場所であることには変わりはありません。

ということで、「納沙布岬、神崎鼻、佐多岬、宗谷岬、与那国島(西崎)、波照間島(高那崎)」の6箇所に行くことで東西南北をコンプリートとすることにしました。

実は、日本一周のルートとするのなら「神崎鼻」と「佐多岬」を組み込むより「与那国島」と「波照間島」を組み込む方が簡単です。お金は掛かりますが。。。

※今回はダイジェストレポートです

3月18日


13時50分過ぎに石垣島空港スタート。実は今回の遠征は詳細スケジュールを組んでいません。2か月前に往復のフライトと宿を確保。あとは天気次第。


往路の機内でスケジュールを検討。初日は4時間くらい使えるため石垣島空港からぐるっと反時計回りすることに。強い追い風。


玉取崎展望台。観光スポットらしく団体客が多くて落ち着かない。強行スケジュールですが、愛知からなら1泊2日で石垣島観光も可能ですね。


気温が30℃を超えていて半袖でも汗だく。


ハイビスカスを見ると南国に来たんだと実感します。


序盤の15kmは追い風でしたが折り返すと向かい風。フラットペダルだとつらい。川平湾は石垣島一番の景勝地。ほんと綺麗な海。


海開き前の底地ビーチは観光客も居なくて静かな雰囲気。さてここから宿まで20kmもあります。


50km以上向かい風の中を走ってちょっと疲れぎみ。宿に着く前に暗くなってしまうと焦りましたが、18時30分過ぎでもまだ明るい。夕陽も見れてラッキー。


3連泊の宿の初日の夕食。豪華さはないけどお腹一杯。


そして石垣島産の琉球泡盛八重泉で乾杯。アルコール度数が30もあるので水割りにしても頭がくらくらします。

3月19日


石垣港が島めぐりの起点となります。石垣島出身の具志堅さん。

今日は26年前に台風直撃で行くことができなかった西表島。四半期過ぎてようやく叶います。


西表島に上陸

石垣島の宿に連泊すれば軽装備で島めぐりをすることができます。


星砂は見つかるのかな


秘境クルージング


秘境ハイキング


マリユドゥの滝


カンビレーの滝。今日も30℃を超えて暑い


ほんと島全体が秘境です


昼食は八重島牛丼 。大盛りで900円なり。


ベタだけど西表島観光からこれは外せない


水牛車に揺られて海を渡ります


由布島は島全体が亜熱帯園になっています


南国ぽいですね


西表山猫には遭遇できなかったけど…


ゴール


いただきます


日焼けがすごい

3月20日

遠征3日目は「最南端」へ行きます。


「島めぐり」をするのなら、このチケットがお得で便利です。


波照間島にある「日本最南端の碑」


最南端の海はコバルトブルーです。


まだ冷たいけど海に入ってみます。


ほんと綺麗な海。


3日目後半は黒島です。


牛の頭数が人口の10倍の黒島は他の島とは雰囲気が少し違います。


いただきます

3月21日

遠征4日目の序盤は竹富島です。


赤瓦の家と水牛車が印象的な竹富島(たけとみじま)。


竹富島にも星砂浜があります


竹富島のネコちゃん その1


竹富島のネコちゃん その2


竹富島の展望台

竹富島から石垣島に戻り小浜島へ


ドラマ「ちゅらさん」の舞台の小浜島(こはまじま)。ここがシュガーロードです。


小浜島から西表島が見える


小浜島の展望台

石垣港に戻ったら急いで自走で空港に行きます。といっても早め早めの行動のため、余裕がありますが。


空港に着いた!


与那国島のフライトはプロペラ機

ブロンプトンの旅ではいろんなことが起きます。

強風のため与那国島の空港に着陸できません。


3度目の正直じゃなくて2度あることは3度あるだった。3回チャレンジして石垣島に戻りました。

ホテルが全く空いていません。さて、どうなる。


ようやく乾杯タイム


これは旨かった

3月22日


キャンセル待ちのため再び石垣空港


鮪のカツカレー


与那国島行きのフライトは臨時便対応。


乗客数はなんと7名。ありがたいことです。


与那国島に到着。


強い追い風に乗って、ついに最西端にやって来た。これで東西南北をコンプリート。


ここは都井岬じゃないよ。与那国馬。


与那国島といえばここでしょ。


ドクターコトー


最西端からはずっと強い向かい風&アップダウンの連続


勾配10%超の坂を上って展望台。


いただきます


今回の遠征の最大の目的は、これをもらうことでした。


乾杯タイム

3月23日

遠征の目的を全て達成させた遠征最終日はのんびり過ごします。


石垣市内には観光地が殆どないのが残念です。唯一の観光地である鍾乳洞を散策。


鍾乳洞のイルミネーションは珍しい


平均勾配10%を超える坂をえっちらおっちら上ると。。。


石垣市内を一望できる展望台


一昨日、昨日とは違うルートで空港を目指します。


最後にもう一度海を見たくなって、海沿いの遊歩道をぶらぶら。


そして空港に到着。今日も強風でした。


サラダ、ハンバーグ、目玉焼きが一緒に入ってるロコモコがラストグルメ。


青い空。快適なフライトです。


上空から見る知多半島。明るい時間帯に愛知に戻ることは殆どないので貴重な風景。


あれこれお土産。


4日目に強風で与那国島に着陸できなかったのは想定外でしたが、リカバリーできるスケジュールを組んでおいてよかったです。

天候不順が理由の欠航の場合、航空会社は返金以外の保証はしてくれません。自力で宿を探すしかありません。

しかし、石垣島の宿が全く空いておらず、石垣港の船乗り場で途方に暮れていた時に、船会社の方にネットカフェがあることを教えていただきました。ネットカフェに行ってみると、なんと2階部分がビジネスホテルになっていて、快適に過ごすことができました。

いろいろと思い出に残った「八重山諸島の旅」でした。

交通費 : 74,120 円
宿泊費 : 35,041 円
観光 : 4,180 円
食事、おやつ、ドリンク : 6,820 円
土産 : 5,689 円

合計 : 125,850 円



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