台風の影響で大幅な変更を強いられた九州遠征第五弾の3日目は強い雨と風の中、「鹿児島市内観光」、「篤姫ゆかりの地 今和泉」、「長崎鼻」、そしてJR最南端駅「西大山駅」に立ち寄ります。
遠征三日目
鹿児島に台風が近づいているため、宿を少し早めの7時10分頃にスタート。
まずは前回の鹿児島遠征で立ち寄ることができなかった「鶴丸城跡」を目指しますが、あいにくのドシャ降り。これでは指宿は無理かなと思いながら走ると、何と雨が止んでしまった。
城跡のパターンとしては「何もない」、「何かしらのものを復元」のどちらかが多いのですが、ここは微妙です。地図で見ると敷地が広いため何かあるはずと周囲をぐるっと回って駐車場へ。自転車も敷地内に入れないため徒歩でうろうろと散策しても巨大な歴史資料センターがあるのみ。
凛とした表情の「天璋院(篤姫)」。
「御桜門跡」には西南戦争時のおびただしい数の弾痕が。
次に向かったのは「西郷隆盛銅像」。さすがに本家ということで大きな銅像ですね。しかし、記念写真を撮るのは困難。道を渡ると撮影ポイントがあるらしいですが、望遠レンズで圧縮効果を狙わないと上手く撮れないかと。
気が付けば、いつの間にか少し晴れ間が見えています。これなら指宿まで行けそう。ということで指宿目指して走るも、海沿いの道に出ると尋常じゃない強風。
雨も多少なりとも降っているため、ポンチョを着用していますが、これがものすごい空気抵抗になっている。漕いでも漕いでもちっとも進まない。。。
道の駅「指宿」で休憩タイム。「かき氷+ソフトクリーム+フルーツ (500円)」というスイーツでちょっとだけ贅沢。
指宿の手前にある「篤姫ゆかりの地 今和泉」に到着。海辺にある篤姫の象はとても可愛らしいです。
今和泉島津家手水鉢(ちょうずばち)
今和泉島津家屋敷跡石垣
しばらくぶらぶらしていると、ますます風が強くなり、もうここでギブアップしようかと思えたほど。ちょうど駅もあるし。。。ここでやめたら中途半端になってしまうため、せめて指宿までは。
指宿市内に近づくと雨が止み、風も少し収まったため、「長崎鼻まで行こう」と決断。
指宿の目玉「砂むし」を体験する余裕はないため、指宿中心部をスルーして先を急ぎます。山川駅前を通りすぎ目指すは長崎鼻。
薩摩富士「開聞岳」は厚い雲に覆われていますが、何となく輪郭は分かります。晴天の青空が背景ならきっと素晴らしいのでしょう。再び爆風状態になり、この先を思いやられます。雨なのか汗なのか全身ずぶ濡れ状態。
爆風の中、遂にやってきました「長崎鼻」。「ここがそうなのか~」と思うものも疲労困憊で感動が薄らいでしまう。
ここが絶好の記念写真ポイント。青空なら背景に開聞岳がドンッと構えているはず。
さつまいもアイスクリーム(紫いもクリーム)でエネルギー補給。
最後の立ち寄りポイントは鉄道マニアなら間違いなくワクワクドキドキのJR最南端駅「西大山駅」。
私は鉄道マニアではないので感動はありませんが、鹿児島の最南端に来たから立ち寄ってみたという程度。
西大山駅から輪行のつもりで時刻表を確認。なんと本数が少なすぎて1時間以上待つ必要がありますが周囲には何もありません。雨風はさらに強くなり、まさに「台風」です。
仕方なく山川駅まで戻ることに。。。すでに豪雨。
ヘトヘトになりながら山川駅に到着。こちらは最南端の有人駅。そうなんだ知らなかった。駅員さんに鹿児島中央駅到着時刻を確認すると、上手いこといきそう。
駅の近くに食事処があったので昼食タイム。「燃えろ!!桜島山(辛みそちゃんぽん)」を注文。予定外に美味くて得した気分。価格は690円ということは観光地価格では無いようで。
鹿児島中央駅に向うワンマン運転の各駅停車。
鹿児島中央口で時間ギリギリで空港バスに乗り換え、そして鹿児島空港で志布志行きの空港バスにこちらも時間ギリギリで乗り換え。移動時間が4時間30分も掛かって、ようやく宿に到着。鹿児島市内から鉄道が廃止されてしまった鹿屋や志布志へ移動するのは非常に不便です。
九州エリアは一筆書きの走行ルートを設定しているため、鹿児島の「長崎鼻」が南側のゴールですが、機会があれば吹上浜と知覧に訪問したいものです。もちろん指宿の「砂むし」も体験してみたい。
今回の遠征最終日は、鹿児島遠征「桜島と霧島神宮」の時に立ち寄ることができなかった佐多岬を目指します。