岐阜遠征「昭和村と大正村レトロ旅」

やり直しの岐阜遠征の後半パートについては、岐阜エリアのレトロの町並み巡りとして「昭和村」「大正村」「岩村」を訪れます。そして紅葉シーズンということもあり「鬼岩」の散策もオプション設定。


20121125犬山~恵那 105.3km+1310m

平野部中心の前半パートに比べて後半パートは山間地に突入するため、走行に必要な時間の割り当てを多目に設定する必要があります。そこで「犬山→日本昭和村→大正村→恵那」のルートで立ち寄りポイントを検討して「犬山駅→桃太郎神社→昭和村→鬼岩→ミュージアム中仙道→おばあちゃん市・山岡(日本一の水車)→大正村→岩村→大井宿→恵那駅」で決定。


岐阜遠征「戦国時代の面影を巡る旅」の続きとなりますので、犬山駅まで輪行。まずは「岐阜南部の紅葉と美濃三不動」の時にうっかり取りこぼした「桃太郎神社」に立ち寄ってみました。強面の「猿」、「キジ」、「犬」が参拝客を歓迎しています。メルヘンチックという印象はゼロで、遊びではなく真面目な神社のようです。


桃から出てきた桃太郎。背後には芝刈りから帰ってきたお爺さんが。。。子どもの健康を祈る神社とはいえ、たくさんのコンクリート人形を眺めていると妙な桃太郎ワールドに吸い込まれそうです。ちなみにこの奥にある拝殿の鳥居の形は「桃」です。


久しぶりにやってきました「日本昭和村」。しかし、なんとなく楽しくないというか変な気分。「ここは独りでぶらぶらするような場所ではない」ということかもしれません。


とりあえず園内をぐるっと周ってみましたが、特に何かするわけでもなければ15分でオシマイです。紅葉もイマイチですので撮影向きともいえません。やはり家族で園内各所のイベントを楽しむのが正解です。


何か無いものかと探してみると、懐かしの「焼きそばパン」を売っていたので、とりあえず食す。普通すぎる焼きそばパンでした。


大正村へ向かうルートの途中にあるのが「鬼岩公園」。ここには「笠置峡の紅葉と旧中山道」の時にも立ち寄っていますが、今回は少し散策してみることにしました。昭和村を短時間で撤収したため、その代わりということもあります。


鬼岩の名の由来は「関の太郎という鬼人が住んでいた事からこの地を鬼岩と呼ぶようになった」とのことですが、巨岩や奇石がどこまでも続いていて、ちょっと怪しい雰囲気がします。


この先がどうなっているのか気になりますが、どのくらい時間を要するのか分からないため、ここで撤収。


「ミュージアム中仙道」立ち寄ってみました。館内は撮影禁止となっていたのは残念。「中仙道」に関する資料館かと立ち寄ってみましたが、特にそういうわけではなく、美濃地方の地歌舞伎、江戸歌舞伎、上方歌舞伎の資料、古陶磁・陶磁器、絵画、刀剣、甲冑など武具が展示されている美術館みたいなものでした。それらに興味がある人なら楽しめるかもしれません。


休憩ポイントの道の駅へ向かう途中で、なんとパンク。原因はホッチキスの針を踏んだことのようですが、そんなものが落ちているとは。通常ならリアホイールを外して、チューブを交換するところですが、なんだか面倒に感じたので、ママチャリのようにチューブを引っ張り出して「イージーパッチ」で補修完了。飛行機輪行の場合はゴム糊の持ち込みができないため、「イージーパッチ」を携帯しています。しかし、正直言って「イージーパッチ」に期待はせずにあくまでも“念のため”でしたが、今回試してみて特に問題なく使えることが分かりました。外周がパンクした場合はホイールを外さずに「イージーパッチ」で補修すれば、短時間で作業完了です。


道の駅「おばあちゃん市・山岡」の食事処「みはらし茶屋」で待望の昼食タイム。このボリューム感ある「おふくろの味定食」はなんと650円なり。昼食時ということもあって満席状態です。


こちらは日本一大きな木製水車(直径24m)。今日も奇麗な青空。


明智町に到着。ここは観光のために特別に作ったというテーマパークではなく、古い建物を数多く残しているため、明智町全体で「日本大正村」と呼んでいます。観光目的なら日本大正村運営の有料施設に立ち寄ってみるといいかもしれませんが、サイクリングで立ち寄った場合は町並み散策だけでも十分に楽しめます。写真は大正ロマン館に設置されている初代日本大正村村長高峰三枝子氏の銅像。


大正村役場に向かう通り。左側の建物は大正村展示館で入館無料です。


そして日本三大山城のひとつ「岩村城址」がある「岩村」に到着。こちらはさらに古い町並み散策を楽しむことができます。「高山」をスケールダウンしたような雰囲気でしょうか。岩村城址については『中山道と東海道を結ぶ「大井宿~吉田宿」』の時に立ち寄っているので今回は省略。(冬場は使える時間が少ないため、そろそろタイムアウト)


この町で商売などをする場合は、建物も周囲の雰囲気に合わせる必要があります。ということで信用金庫の建物も見事に周囲にマッチしています。


遠くに見えるのが恵那山。


ゴールの大井宿(恵那)に到着。二日とも天気に恵まれ充実したサイクリングでした。

交通費 2460円
新安城駅-犬山駅 1020円
恵那駅-三河上郷駅 1440円



関連エントリー