山梨遠征「身延山久遠寺と昇仙峡」

2012年5月4日~5日

山梨県といえば「富士山」と「富士五湖」が定番ですが、日本全国制覇の「県庁所在地+α」という自分ルールのために「身延山久遠寺」「昇仙峡」に立ち寄り、甲州街道を走り「笹子峠」「猿橋」、そして「山中湖」を経由するルートを設定。


20120504山梨(1) 116.86km+1425m
20120505山梨(2) 135.84km+1925m

中日本編の東から西へ向かうルートは、東海道をトレースするシンプルなもので、逆に西から東へ向かうルートは、あちこち観光地に立ち寄るちょっと複雑なものになっています。シンプルコースの「箱根越え 小田原~新富士」に対して、複雑コースは「伊豆半島」を組み込んでいるため、ここに「山梨県」を組み込んでみます。

初日


当初思い描いていたルートは静岡市から安部峠を越えて甲府市へ抜けるものでしたが、通行止めになってしまった安部峠の復旧がいつになるのか分からないため、新富士駅から富士川沿いにひたすら北上していくルートに変更。写真は「東海道を走る」の時に立ち寄った「富士川渡船場跡」。


富士川の右岸の国道に対して左岸の県道は交通量が非常に少なく、快適なサイクリングを楽しむことができます。


本日の午前のメインイベントである「身延山久遠寺」に到着。


「空」「無相」「無願」の三解脱をあらわす三門。身延山久遠寺の三門には威厳を感じます。


1985年に再建された本堂は間口が32m、奥行が51mもあるとても大きな建物です。


本堂の天井に描かれた大きな龍が参拝客を見つめています。格式と伝統を感じられ、白い衣装を着た信者が大勢訪れている身延山久遠寺でした。


身延山から甲府市内までは身延道(国道52号)を走ることになりますが、観光客の車が多い割には走りやすい区間です。


甲府市周辺の観光スポットを探しても目ぼしいものがないため、午後のメインイベントは「昇仙峡」にしました。「富士山」以外に何があるのか思い浮かばないところが山梨県の哀しさかもしれません。


「紅葉シーズンなら間違いなく激混みする」と想像できる景色の中をのんぴりと散策します。


これは奇跡的な光景ですね。ここは「石門」と命名されていますが、それにしても巨大な岩が多いところです。


そして昇仙峡「仙娥滝(せんがたき)」に到着。「仙娥滝の娥は仙女の意味で、なめらかな花崗岩を流れる美しさから仙娥滝と呼ばれております」とのこと。


何かの会議中の七福神。


天幸五龍神。それぞれに「美」「勝負」「健康」「財産」「学問」が割り当てられていて、いずれかの1頭を選んで願うらしいです。


甲府市内に戻り「武田神社」を参拝。


武田信玄といえば「風林火山」ですね。


そして「甲府城跡」に立ち寄って本日のサイクリングは終了。「甲府城跡」は観光地化されていないため、地元民の憩いの場という雰囲気です。


「第5回B-1グランプリin厚木」で優勝したB級ご当地グルメ「甲府鳥もつ煮」を食す。

二日目


甲府駅前にある武田信玄公の銅像で記念写真を撮った後は、甲州街道を東に向かって走ります。今回のゴールは三島駅を予定しているため、すんなり河口湖を目指して南下してもいいのですが、「それじゃ面白くない」ということで甲州街道を走ることにしました。しかし、そのまま突き進んでしまうと東京まで行ってしまうため、途中で甲州街道を離脱するための切っ掛けが必要。それについては後述。


富士山の頭がチラホラと見え隠れ。


旧甲州街道の「駒飼本陣跡」は畑になっていて宿場町の面影は全くなく、普通の田舎という雰囲気。


「笹子峠」を目指してえっちらおっちら上り続けると、途中で「通行止め」のゲートが現るも突破して、工事区間を通過。


「笹子峠」へ行くのならば、こちらの本当の旧道を歩く必要がありますが、ブロンプトンを抱えて山登りは無理ですね。


そろそろ頂上付近ですが、いかにも山の中という雰囲気。


とりあえず「笹子隧道」がヒルクライムとしてはゴールとなります。トンネルを通ると「笹子峠」を目指すシニア夫婦さんと遭遇。話によるといろんな旧道を歩いているようで、現在は旧甲州街道にチャレンジ中とのこと。夫婦そろって楽しめる趣味があるというのは良いですね。


幹中が空洞になっている「矢立の杉」。残念ながら、保全のためか近づいて覗き込むようなことはできません。


「甲州街道はここまで走ろう」と決めていた「猿橋」に到着。


この「屋根付き刎ね木」が「日本三奇橋」と言われている所以でしょうか。さて、ここでUターンして少し西へ戻り、山中湖を目指して走ります。


富士吉田市周辺に来たら「吉田のうどん」を外すことはできません。麺が太く硬くてコシがあるため“大盛り”を完食するのに一苦労で、顎が疲れました。


向かい風+上りをひたすら走ると目の前に「ドーン!!」と富士山が現れて、ちょっと感動。


山中湖のサイクリングロードを気持ちよく走ります。(これで3度目ですが走るたびに自転車が違う)


定番の眺望ポイントで「富士山と桜とブロンプトン」の撮影。山中湖周辺ならGW期間でも桜を見ることができるようです。


そしてゴールの三島駅に到着。

以上、1泊2日でサクッと終らせてしまった山梨遠征でした。

宿泊費 8480円

交通費 13000円
三河安城駅-新富士駅 6180円
三島駅-三河安城駅 6820円



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