浅井長政の故郷「浅井町」と北国街道の難所「栃ノ木峠」

2014年8月30日

関ケ原から米原の区間については中山道を走る「関ヶ原~近江八幡」で走り、このルートについては京都、奈良、大阪に向かっています。そこで、北陸編に繋ぐために「関ケ原~敦賀」の区間を走ることにしたのですが、“あちこち立ち寄りながら”という方針があるため、2回に分けて中山道を走る「安土と近江八幡」で関ケ原から米原までの区間、「奥琵琶湖と若狭湾」で米原から敦賀までの区間を走っています。

そして北陸編、東北編、北海道編と続けていき、2014年7月の北海道遠征で日本一周は完了しましたが、日本国内にもまだまだ立ち寄っていないところがたくさんあります。なんとなくついでに立ち寄った100名城ですが、その数が70を超えてくるとなんとなく中途半端な感じがしてきて、どうせならコンプリートさせてみたくなります。しかし、100名城だけのために出かけるほどの城マニアではないため、やはり何かのついでに100名城には立ち寄りたい。

往復とも列車を使って日帰りで行けそうな場所は静岡、岐阜、三重、滋賀となります。100名城と大河ドラマを絡めてあれこれ調査して見つけたキーワードは「浅井長政」。さらにネタ探しをしてみると「国道365号(長浜市余呉町中河内地先から長浜市余呉町椿坂地先まで)について、椿坂バイパス工事のため、平成26年9月8日(月曜日)から平成26年11月28日(金曜日)までの間終日全面通行止めとなります。」ということで、国道365号を走ることができなくなります。(もともと国道365号は冬季通行止めになります)

そこで、「浅井長政」と国道365号の「栃ノ木峠」をベースに、小谷城(おだにじょう)、大河ドラマ館、北国街道木之本宿などを絡めてルート設定。


20140830関ヶ原~敦賀


18切符を使うため、三河安城駅に車を停めて「三河安城駅~関ケ原駅」の区間を輪行。ブロンプトンの旅で、ここをスタート地点に設定したのは6回めとなります。


最初の立ち寄りポイントは大河ドラマ「軍師官兵衛」で黒田長政が大活躍する「関ケ原の合戦」の跡地。


国道365号の北側を走る市道(?)は交通量が少なく快適なサイクリングを楽しむことができます。今日はポタリング仕様にカスタマイズしたブロンプトン弐号機を使用。


「お市の里」に立ち寄って周辺の観光案内板をチェック。この先には立ち寄りポイントが多いため、浅井歴史民俗資料館はスルーします。


長浜市役所浅井支所のところに「家族(長政とお市)」があります。浅井長政、お市、万福丸、茶々、初、江。2011年の大河ドラマで注目されたとはいえ、ドラマが“お笑い”のような感じでしたので、できれば浅井長政を主役級にしたドラマを観たいものです。


本日の前半のメインイベントの場所に向かいます。


2011年大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」を放映を記念して建てられた巨大なモニュメント。このドラマについては、大河ドラマらしからぬ“質”だったため、途中で観るのをやめてしまいました。終盤の大阪の陣からのエピソードはとりあえず観ましたが。。。


城跡は山の上にあることが多くて、小谷城(おだにじょう)も山です。急坂を約2kmほど上った後はハイキングとなります。


大河ドラマの「小谷城から眺める風景」は小谷城跡で撮影されているようです。本物志向ということでしょうか。


ドラマの第1話と第8話で使われた場所

※詳細は「滋賀のロケーションガイド」を参照


小谷城の本丸跡。ここも「何もない」城跡ですね。


小谷城戦国歴史資料館」を見学。ちなみに館内は撮影禁止です。


「黒田官兵衛 大河ドラマ館(きのもと交遊館)」も見学。こちらも館内は撮影禁止になっています。


こんな撮影ができましたが、毎年恒例ですが大河ドラマ館については、よほどの歴史マニアでなければ5~10分程度で見学終了です。もう少しイベント性があると良いのですが。


街道ネタで「北国街道木之本宿」。富田八郎家の「富田酒造」の建物は雰囲気ありますね。このような建物を維持するのは大変そうです。


これが噂の「つるやパンのサラダパン」。話のネタで1度は食べてみると良いかもしれませんが、感想としては「1度でいいや」です。140円という価格設定はちょっと高いと思います。


余呉湖をぐるっと一周サイクリング。


そして、本日の後半のメインイベント「栃ノ木峠」を目指してひたすら上ります。前を走るロード乗りをサクサクと追い抜きましたが、この峠道も結構キツイです。

なお、内装ギアを取っ払ったブロンプトン弐号機は上りに強いです。内装ギアという余分なものがなくなって、トルクをダイレクトに受け付けてくれます。


途中でボトルが空になって「このままでは熱中症になってしまうのでは?」と不安に思っていたところに「命の水」登場。お賽銭を入れてありがたく頂戴しました。


そして、北国街道の難所「栃ノ木峠」をブロンプトン攻略。実は「栃ノ木峠」をやめて最短コースで敦賀に向かおうかと思いましたが、その道はなんと自転車通行禁止になっていたのです。仕方なく予定通りに「栃ノ木峠」を越えることになりました。


峠を越えると豪快なダウンヒルが続きます。


そして、北陸遠征のルートに接続完了。ここを左折すると敦賀までひたすら下り続けます。14時20分ごろに敦賀駅に到着。


場所が分からずに駅周辺をうろうろしましたが、今日こそは楽しみにしていた敦賀名物「ソーツカツ丼」をいただきます。


敦賀ヨーロッパ軒 駅前店の「ミックス丼(ロースカツ、ササミフライ、メンチカツ)」。1080円なり。もう少し安いと良いのですが、美味しかったです。

飲食費 1796円
交通費+駐車場 3070円



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