ガルパン劇場版にハマってシリーズを全巻揃え、その勢いで映像ソフトをあれこれ買い漁っているわけですが、ガルパン劇場版のブルーレイを買っていなかったらここまでハマることはなかったのかもしれません。
どうせならもっと良い環境で映像ソフトを楽しみたくなるのは必然です。ただ、映像音響の機材については“勢い”で買ってしまうわけにはいきません。自転車やカメラなら“使い分け”という言い訳が通用しますが、部屋に設置して使う機材に関しては“使い分け”はありません。ひとつ前の機材は単なるゴミになってしまいます。
ということで、まずはここから始めました。
低音が圧倒的に不足するため少し改善。
この状態で年内は我慢する予定でしたが、物欲世代故に気分が盛り上がってくると…
→ 物欲が爆発してサラウンドシステム導入!
→ ガルパンのサウンドトラックは再生機器を選ぶ
→ サラウンドも進化しているようで
センタースピーカーを設置して、ようやくドルビーアトモスの5.1.2chの環境が整いました。
ドルビーアトモスの環境があるのならば、それに対応した映像ソフトを観て「ドルビーアトモス」を体感したくなるのは必然です。
ドルビーアトモス対応の映像ソフトを何本か観ましたが、「うーん、なんか微妙」となったため再び改善。
ここまでで「音響」に関しては完了です。専用ルームではないため、これ以上のグレードの音響機材は“猫に小判”です。
いわゆる爆音映画のジャンルの作品を観ていると「大画面が欲しい!」となってきますが、狭い部屋に大型テレビに不釣り合いですし、テレビというものは古くなって処分する時が面倒です。
ホームシアターの書籍を眺める日々でしたが、「ホームシアターファイル 2016年 11月号」にタイミングよく気になる特集記事が掲載されています。
EH-TW5350Sを使った「6畳間」でホームシアターを楽しむ方法が記載されています。こうなると行くか行かないか物欲との闘いです。
まったりと映画を観るためにソファに置きました。もうこうなるとテレビの大きさが気になって仕方ありません。30年前に28インチのテレビを買った時はその大きさに満足したものですが、今は32インチでも小さく感じます。
ドルビーアトモスの環境を用意した。ソファも用意した。足りないものはあれだけだ!
20年ほど前、同僚が自宅をリフォームした時、“ついでに”3管式プロジェクターと100インチスクリーンを居間に設置しました。映像ソフトは私が持ち込み、同僚たちが集まって何度か映画鑑賞会をやったものです。その時から「やっぱりプロジェクターが欲しいな」と思っていたものですが、趣味がPC、デジカメ、自転車と続き、どれも金が掛かる趣味故に、なかなかホームシアターに行けませんでした。
同僚の件よりさらに10年前、ビデオ機材をあれこれ買っていた時期も「いつかは大スクリーンを」と思い描いていたため、30年越しにやってきたこの機会を逃すと、次回はいつになることやら。前振りが非常に長くなりましたが、「大型テレビを買うより安いよ」と家族には告げておいたものが届きました。
まずはスクリーンが入っている箱を開封しますが、横幅が180cmもあるスクリーンの割には箱が小さいです。
スクリーンはロール誌のようにクルクル丸めて筒に収納されているようです。ようするに運搬用の袋があっても、いちいち分解、組み立てなどする気にはならない仕様です。設置したら引っ越しがない限り分解することはありません。
とりあえず、大きさを確認するためにテレビの前に設置してみましたが、どう考えてもこの方向で使うのは無理です。
プロジェクター(EH-TW5350)の仕様によると80インチで投影するためには、距離が217~261cm必要になります。60インチなら最短162cmで済みますが、せっかくプロジェクターを使うのですから大型テレビ並みの大きさでは面白くありません。
スクリーンを遠いところに設置した場合、当然ながらスクリーンの手前には無駄なスペースが発生します。ただでさえ狭い部屋なのに、何も使われないスペースを確保する余裕はありません。
そこでベッドと窓の間にスクリーンを設置。これはこれで良いアイデアだと思ったのですが、プロジェクターの置き場に悩むことになります。
プロジェクターの箱を開封。評判通り6畳間にちょうど良いコンパクトサイズです。これより小さいタイプだと確実に買い直すことになるため、ホームシアターを楽しむのならば最低限このクラスが必要です。
ガルパン劇場版を映しながらプロジェクター(EH-TW5350)の設置場所を模索します。217~261cmというのは結構な制約になっているようで、なかなか決まりません。低い位置からは上方に向けて投影できますが、逆向きは設置に難あり。6畳だと天井に吊るすという大げさなこともできません。
あれこれ使えるもので現物合わせてして、ようやくなんとかなりました。このプロジェクター(EH-TW5350)は斜めからでも投影できるため、多少なりとも融通が利きます。
しかし、80インチにはならず74~76インチくらいでしょうか。
狭い部屋の中でローテーションさせたため、かなり無理やり感があります。すっきり感が全く無いため、さらなる改善が必要ですが、レイアウト変更に取り掛かるとキリが無いため今日はここまで。
ようやく落ち着いた頃には、ガルパン劇場版のクライマックスに差し掛かっていました。このプロジェクターなら部屋の灯りを点けた状態でも問題ありません。
もちろん、灯りを消せば映画館のような雰囲気を楽しめます。
「ガルパン劇場版をもっと楽しみたい」でホップ、ステップ、ジャンプして、ついに我が家にホームシアターのシステムが導入されました。「ガルパン劇場版」を普通のテレビで観るだけだと作品のポテンシャルの20~30%程度しか楽しめないかもしれません。
「ガルパン劇場版」は映像音響システムのベンチマークです。
CATVのセットボックス(TZ-BDT920PW)→タブレット(Dragon Touch X10)→AVアンプ(RX-V581)→プロジェクター(EH-TW5350)を試すため、「ろんぐらいだぁす!」も大画面で視聴。こういうことが普通にできるとは、すごい世の中になったものだとつくづく思います。
「ガルパン劇場版」の音響面に感動した人が辿る道筋である「FURY(フューリー)」を観ます。
林の中から獲物を狙うごとき現れるティーガは、まさにガルパンの実写版の雰囲気。
4両の内3両があっという間に撃破されるM4A3E8シャーマン。
ティーガーIの厚い装甲はM4A3E8シャーマンの戦車砲を弾き返す。絶体絶命な状態にある主人公たち。ここは「ガルパン」でちょくちょく出てくる「敵の戦車砲を避けながら装甲が弱い箇所を狙う」ことでピンチ脱出。もう少し「戦車vs戦車」の場面があることを期待していましたが、そういう映画ではないので仕方ありません。ちなみに、この映画に出てくるティーガーIは、CGで描かれたものではなく、本物だそうです。
スターウォーズも大画面で観るのに相応しい作品ですが、何度も観たこともあってか途中で眠くなってきたため中断。
寝っころがってプロ野球の中継を観ます。
予約して購入した「パンターニ 海賊と呼ばれたサイクリスト」をようやく観ます。内容としては俳優を使った再現ドラマではなく、あくまでもドキュメンタリー映画です。書籍「マルコ・パンターニ 海賊の生と死」を実写化させたような雰囲気ですので、書籍を読んだ人には新規性があまりありませんが、マルコ・パンターニが走っている映像を観たければ買いましょう。
古いアニメをスクリーンで見た場合はどうなのか「機動戦士ガンダムF91」で確認。1991年の作品のDVD版ですので、HDリマスターではない素の状態の映像では、さすがに画質の荒さを感じます。
ただ、見続けていると、最近の綺麗すぎる画質に対して何か懐かしさを感じる落ち着きが出てきます。昔は映画館で観てもそれほど画質が綺麗だったわけではないので、古い作品とスクリーンの相性は良いのかもしれません。逆にハイスペックな大型テレビで観ると「なんじゃこりゃ」となるかもしれません。
ということで、30年越しの思いをようやく叶えてくれた我が家のホームシアター導入記でした。
ネットワーク対応 7.1ch AVアンプ(ブラック)RX-V581(B)
44800円
YST-SW010(B) [サブウーファー ブラック]
9110円
NS-C210(B) [2ウェイセンタースピーカー 1本 ブラック]
3980円
NS-BP200(BP) [スピーカーパッケージ 2ウェイブックシェルフ型スピーカー 2本1組 ピアノブラック] ※2セット
17840円
SKH-410(B) [Dolby Atmosイネーブルドスピーカー]
8480円
3D対応フルハイビジョンホームシアタープロジェクター(80型モバイルスクリーンセットモデル) EH-TW5350S
95140円
Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル – 3.0m
673円
Amazonベーシック 16ゲージ スピーカーケーブル 約30メートル
1280円
ハヤミ工産 【TIMEZ】 NXシリーズ ハイポジション/小型スピーカースタンド [2台1組] NX-B300T
6965円
合計188268円 (ジョーシン、ヨドバシ、Amazon)