九州エリアは思いのほか広大のため九州遠征は全部で6部作になります。九州遠征の第四弾は待望の「やまなみハイウェイ」を走り、走行ルートは「由布院→阿蘇→高千穂→熊本→天草→島原→長崎→長崎空港」の約550kmとなります。
201208九州遠征 1日目 「由布院→阿蘇」
201208九州遠征 2日目 「阿蘇→高千穂」
201208九州遠征 3日目 「高千穂→熊本」
201208九州遠征 4日目「熊本→天草」
201208九州遠征 4日目「島原」
201208九州遠征 5日目「島原→長崎→長崎空港」
今回の走行距離は約550kmで、三日目の午後からは平野部区間となるため、前回の「宮崎・鹿児島」に比べると“楽勝”のハズですが、遠征前日に左足の膝に激痛が走るようになり、予定外の過酷な遠征になること必至。
9時14分、大分空港到着。1回目は「雨」、2回目は「曇」、3回目でようやく晴天の大分です。この青空を見ると今回の遠征が全て上手くいきそうな気がします。まずは、大分空港から由布院駅まで空港バスで移動。
11時、由布院駅。前回は雨の由布院散策でしたが、今日は絶好の行楽日和。平日にも関わらず観光客が大勢訪れています。今回も1時間くらい散策しようかと予定していましたが、すぐに阿蘇を目指してスタート。膝を痛めているため「やまなみハイウェイ」を走るのに要する時間の見込みが立たず、少しでも走行時間に割り当てる必要があります。
激痛に耐えながらなんとか「水分トンネル」を突破。左足が殆ど使えない状態のため、右足だけで上りきりましたが、このままでは右足まで痛めそうです。ところで、この遠征のために用意した「キャットアイ オートライト SL-LD210-F ソーラーパワー フロント用」をいつの間にか落下していたようで紛失。由布院からトンネルの手前までのたったの30分の出来事でした。念のために予備で携帯していた小型のライトがこの後も活躍することに…
「本当に走り終えることができるのであろうか」と思えるほどのスローペースでえっちらおっちらと上って、まずは標高1000mの「朝日台」に到着。時刻は既に12時50分。まだまだ先は長いため、予定を変更してここで昼食タイムとします。
朝日台レストハウスの「豊後だんご汁セット(950円)」。“団子”をイメージしていましたが、形態としては“麺”ですね。でも、“うどん”とか“きしめん”という雰囲気ではないので、平たく長い団子なのかもしれません。具材たくさんの味噌仕立て、なかなかの美味でした。
車で走ったことがある「やまなみハイウェイ」ですが、やっぱり自転車で走るとワクワク感が全然違います。「うわっ~いいなぁいいなぁこれだよな~」と妙にテンションが高まります。膝の痛みも忘れるくらいに…
今日はブロンプトンで“まったり”“のんびり”と走っていますが、ロードバイクでガッーと走ると、もっとテンションが高まるかもしれませんね。たぶん「やまなみハイウェイ」なら何度走っても飽きないと思います。
14時16分、「牧ノ戸峠」に到着。この峠までの上り区間は右足だけで上ることは不可能だったため、痛む左足も酷使して疲労困憊。天気予報の「午後から雨」が見事に当たり、峠の少し手前から本降りでした…
ところが、峠を下り始めると雨は全く降っておらず、峠の頂上付近だけと言うピンポイントの雨だったようです。そしてついに「熊本県」に突入です。この県境を越える瞬間はいつも何らかの感動を覚えます。
「走ってみたかった『やまなみハイウェイ』」を実現できて自転車遊びを続けていて良かったと心底思えます。「ブロンプトンで日本全国制覇」のルート設定にはほんと悩みますが、「『やまなみハイウェイ』は外せない」を徹して良かったです。
思いのほか順調に進み、ゴールまでの見通しが立ってきたので、「やまなみ高原牧場」の入口付近にあったソフトクリーム屋さんで濃厚なソフトクリームを食す。これまた美味い。時刻は午後3時。このまま宿に向ってしまうと午後4時前には到着。さてどうしたものかと、しばし考え…
やってきたのは明日の立ち寄りポイント「大観峰」です。左足の膝が使い物にならないため、明日の序盤の走行ルートを大幅に変更するつもり。ともかく明日は高千穂まで走る必要があるので。
「阿蘇大観峰」からの眺め…。知らなかったけど、ここって私有地だそうです。よってこの展望台への立ち入りは時間帯制限があります。展望台としては一番有名な「阿蘇大観峰」ですが、ちょっと予想とは違っていました。「ラピュタの道」が崩壊していて通行止めというのが残念ですが、次回訪問する機会があれば「ラピュタの道」に行ってみたいものです。
16時50分、本日の宿「アイランドリゾート阿蘇 エル・パティオ牧場」に到着。貸切風呂でのんびりと疲れを癒して、待望のディナータイム。
「エルパティオ特製あか牛ハンバーグディナー」というコース料理です。アメリカンロッジ風ツイン客室という自転車旅にはちょっと不釣合いかもしれないオシャレな部屋でのんびりと過ごし「走ってみたかった『やまなみハイウェイ』」はとりあえず完了です。
夕食後、牧場周辺をちょっと散歩。阿蘇の一日が終わります。