自転車という趣味を再開したのが2008年11月ですので、既に3年半も経過していることになり、当初のちょっとした趣味の範疇を大幅に越えて、現在は「自転車旅」にどっぷりとハマっています。
もともと「自転車ダイエットをやろう」という意識はなかったのですが、走り回っているうちに体重が減り始めていたので、「どうせならキッチリやってやろう」と考え、1年半ほどで標準体型になりました。それ以降は「もっと走れるようになりたい」と思うようになり、現在に至っています。
そこで改めて「自転車遊び」をやる前と現在で自分の「体」がどのような変化を遂げたのか考察してみます。なお、2008年の人間ドックのときの体重は86.2kgですが、これは人間ドック対策として2008年の正月明けから多少なりとも食事を気をつけていたためで、2008年初頭の体重は89.6kgでした。
項目名 | 2008年 | 2012年 | 基準値 | 補足 |
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体重 | 86.2 | 61.4 | ||
BMI | 29.9 | 21.2 | 18.5~24.9 | |
腹囲 | 97.9 | 71.0 | ~84.9 | |
血圧 | 148/88 | 109/58 | 100~129/ ~84 |
|
空腹時血糖 | 99 | 91 | 70~109 | |
HbA1c | 5.2 | 4.8 | 4.3~5.8 | |
中性脂肪 | 122 | 62 | 30~149 | |
HDL-コレステロール | 57.4 | 98.5 | 40~96 | ※善玉コレストロール |
LDL-コレステロール | 124 | 105 | 70~140 | ※悪玉コレストロール |
尿酸 | 8.8 | 6.4 | 3.6~7.0 | |
AST | 27 | 20 | 13~33 | |
ALT | 32 | 12 | 6~30 | |
γ-GTP | 55 | 20 | 10~47 | |
血色素量 | 15.4 | 13.6 | 13.3~17.4 |
BMIが29.9という肥満の中年オヤジだった割には、驚くような悪い項目はありませんでした。いわゆる「動き回れるデブ」だったわけで、これは皮下脂肪型肥満ゆえのことです。内臓脂肪型肥満の場合はいろんな項目がレッドゾーンになっているのかもしれませんが、皮下脂肪型肥満の場合は健康的なデブともいえます。
検査項目の中で数値が悪いものについては肥満を解消すれば改善されるものですので、毎年同じように「痩せなさい」と医者から言われたものです。
内臓脂肪型肥満の場合は有酸素運動を3ヶ月ほど真剣にやるだけで簡単に内臓脂肪が減るため腹周りがすっきりします。しかし、皮下脂肪型肥満の場合はそうは簡単には脂肪は無くなってくれないため、中長期的な取り組みが必要となり、安易に食事制限などすると体を壊します。
で、自転車遊びを真剣にやっていたら、人間ドックの医者も驚くほどの劇的な変化を遂げることができました。
現在の普段の体重は62~62.5kgで体脂肪率は8~9%です。特別な筋トレなどをしなくてもBMI21.5で体脂肪率が一桁というのは、元が「皮下脂肪型肥満」ゆえのメリットです。「内臓脂肪型肥満」は中年になってから太ったメタボですので、太っただけで筋肉がついていません。しかし、若いころからの「皮下脂肪型肥満」の場合はその体で動き回るための筋肉があるため、上手いこと脂肪だけ減らせば、体脂肪率は当然ながら下がります。これだけは、元々痩せていた人が中年になって太り、慌ててダイエットしても得ることができないメリットといえます。
実は、昨年の人間ドックの時の体重は60.8kgでした。それ以降も少しだけ増えた位置でキープしていますが、家庭用の体組成計はあくまでも目安ですので、脂肪が増えたのか筋肉が増えたのかは分かりません。
単純に体重を減らせば良いのならば、月間走行距離が1400~1500kmになる現時点でも簡単にできます。食事量を普通にして、心拍数140bpm前後を維持して毎日2時間程度走れば良いのです。
しかし、体重を減らしたからと言って、速く走れるわけではありません。単純に体重を減らすとトルクが細くなるため、体重減と出力ダウンがトントンとなり、上りの速度は変わらないかもしれませんが、平坦区間がさらに遅くなります。それだけではなく、持久力も無くなり、もしかしたら回復力も低下するかもしれません。
たくさん食べて、山間地をより多く走ることで、心肺および筋力を強化させ、体重は若干増えているかもしれませんが、1年前より確実に強くなっています。といってもまだまだ普通レベルですが。
自転車遊びは「上るだけ」ではないため、総合的な能力の向上が必要で、体型としてはBMI22で体脂肪率一桁を目標にして、今後も取り組んでいくつもりです。