炭水化物制限をやめて再検査を受けた

「人によって違う」要素の一つに遺伝子があるため「肥満遺伝子検査」を受けました。その結果は下記です。

・β3AR遺伝子が変異型ヘテロタイプ
・UCP1遺伝子が変異型ヘテロタイプ
・β2AR遺伝子が変異型ホモタイプ

つまり何を食べても太り、油断すると筋肉が減ってしまうという、なんともめんどくさい肥満遺伝子を持っているわけで、「痩せるの簡単、太るのも簡単」ともいえます。

自分の身体を使っていろいろと検証したことは人間ドックで証明されるため、人間ドックの時期が近づくと「今回は何をしようか」と考えるのが楽しいです。

しかし、そろそろネタも尽きてきたため「これだけはやらない」と決めていたことを“あえて”試して挑んだ今年は…

会社に人間ドックの検査結果を提出する前に再検査を受ける事態になりました。

「炭水化物制限ダイエット」です。

糖尿病でもなく、糖尿病予備軍でなく、肥満でもない人が体重を増やさないためにすべきことではない方法です。

4月の鹿児島・屋久島から戻ってから妙に体調が戻らず、運動量を激減させていました。「何を食べても太る」ため、デスクワークでは少しくらい食事を減らしても体重が増えます。

人間ドックの直前の1週間はジテツウを続けて帳尻合わせをするとしても、何もしなければ間に合いません。

ということで「炭水化物制限ダイエット」を試してみたわけですが、当然のごとく「脂質代謝異常」の判定をくらいました。

特に感想はなく「やっぱりな」というしかありません。

というわけで、正しいことを3週間続けて再検査を受けました。

総コレステロール (基準値128-219)
240→229

HDL-C (基準値40-96)
85.6→85.3

LDL-C (基準値70-139)
141→136

今回の検査では「中性脂肪」の数値が表示されていないため不明ですが、LDL-Cが基準値に収まっているため「脂質代謝異常」ではなくなりました。(日常的に運動するとHDL-Cが高まるため総コレステロールも高まります)

1点でも多い少ないで合否が分かれる検定試験のように、人間ドックも数値が1でもオーバーするとE判定になってしまいます。人間ドック検査後に気にする必要はないと説明されましたが、検査結果の表を見る限り数値ではなく「A~F」が目立つため「E」では困るのです。

あくまでも結果論ですが「炭水化物制限ダイエット」をやると「E判定」になってしまいます。

平均消費カロリー
5月4日~24日 2157kcal
6月13日~7月3日 2359kcal

再検査のために、朝からお米をしっかり食べ、運動量を少しだけ増やしました。私の場合、消費カロリーは2500kcal/日が理想的ですが、デスクワークでは700kcal分の運動が必要になります。昨年までは遠回りジテツウでも平気でしたが今年は少しきついため最短コースです。運動量が少し足りなければ食事を少し減らすだけです。

人間ドックと再検査の直前の体重の推移です。「炭水化物制限」だけでは体重はあまり減らず、10日間の「炭水化物制限+ジテツウ」が帳尻合わせになっています。

「そこそこの運動+ほどほどの食事」でも体重は緩やかに減っています。そして「脂質代謝」も改善されているわけですから、「そこそこの運動+ほどほどの食事」は相変わらず正しいです。実は昨年の人間ドックの直前も「そこそこの運動+ほどほどの食事」でした。

「何を食べても太る」体質の人が「炭水化物制限」をやると必然的に「脂質」が増えるため、「脂質代謝異常」になります。「タンパク質」のとり過ぎは内臓を痛めます。

いろいろと検証してみて自分に合った方法を見つけましょう。万人に効く方法などありません。



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