「ブロンプトンの旅」の第二章は

「ブロンプトンの旅」の取り掛かりは「とりあえず東京から大阪までの区間を走ってみよう」でした。大阪でゴールを迎えた後は西へ延長して、下関までのつもりが日程の都合で佐賀市まで進みました。この辺りからは「とりあえず宗谷岬から佐多岬までの区間をジグザグに走ってみよう」となり、「ここまでやったら日本一周を」となった時点で「日本一周」そのものが目的になっていました。

「日本一周」を達成した後にいろいろとあって旅に出ることができなかったわけですが、今年の春から再開です。再開にあたり「第二章は離島巡りかな」と漠然と考えていたわけですが、「島に行ってみた」だけでは面白みに欠けます。そこで、与論島に行った時は映画「めがね」のロケ地巡りを目的にしたことで、イベント性が高まり十分に楽しめました。

「日本一周」の時はルート決めが最優先ですが、行く順番については季節を重要視しました。第二章については、「必ずここに行かなければならない」という縛りがなくなるため、いつどこに行くかは「何かのきっかけ」次第です。4月の沖縄については、2月の家族旅行の時に天候不順で沖縄本島北部を走ることができず、帰宅後すぐにフライトの確保をしました。4月の沖縄の直前にANAのメルマガを見て7月の女満別空港往復のフライトを確保しました。「日本一周」の時のフライト代金の約35%の価格設定になっていたため即効でポチッです。フライトを確保してから「さてどうしようか」となってしまいそうですが、「日本一周」のルートの都合上、どうしてもカットした「走ってみたい場所」が女満別空港の近くにあるため、意味もなくポチッしたわけではありません。

さて、「走ってみたい場所」だけなら2泊3日で十分なところを4泊5日にしました。もちろん「ロケ地巡り」のためです。常呂町を舞台にしたシムソンズのロケ地を改めて調べてみると、「日本一周」の時に走っていました。残念ながら当時は「ロケ地巡り」をする余裕はなく、道北と道東はとにかく距離を稼ぐことに終始していました。当日の進行具合次第で少し寄り道をする程度。

ということで、「シムソンズのロケ地巡り」は確定。「走ってみたい場所」の近くに「遥かなる山の呼び声」のロケ地がありますが、寄り道するにはちょっと遠い雰囲気です。隣町まで50km、地図上ではちょっとの距離で100km、この辺りをぐるっと回ってみるかとルートラボで調べると200km。とにかく北海道については地図を眺めるだけでは簡単には決まりません。

今回の「走ってみたい場所」は「網走~美幌峠~釧路」ですが、その周辺が舞台になっている映画を調べてみると、予想をはるかに超える本数です。当然ながら「映画を観てから現地に行く」が絶対条件になります。「シムソンズ」と「遥かなる山の呼び声」を除けば今回のために購入した作品です。


ハナミズキ ※釧路
家族 ※中標津
遥かなる山の呼び声 ※中標津
子ぎつねヘレン ※網走
僕等がいた(前編、後編) ※釧路
抱きしめたい-真実の物語- ※網走
シムソンズ ※常呂

初日の女満別空港スタートが午後3時30分となり、最終日の空港ゴールが午後2時30分になります。よって、4泊5日でも実質4日間です。遠慮せずに5泊6日にしておけばよかったかなと今さらながら思います。

アニメの場合は「聖地巡礼」を趣味にしている人がブログなどで詳細レポートを書いていますが、邦画の場合はなかなか見つかりません。公式または観光協会のサイトから断片的な情報を得たり、その映画のDVDの“おまけ”だったりムック本を頼りにします。ロケ地マップのために作品ごとにあれもこれもと買うのも切りがないため、ある程度はまとまった書籍が欲しいところですが、過去に2冊ほど買ったものは殆ど役に立っていません。この手の書籍の最新版が欲しくても発売日が数年前のものしか見つかりません。ロケ地巡りがブームになっている割には、ニーズが少ないのでしょうか。

何かいいものはないものかと探したところ「これは!」というものがあったためバックナンバーを注文しました。


ロケーションジャパンNo.79、77、76、74、68、62、53

まだぱらぱらと眺めた程度ですが、旬な映画のロケ地情報が掲載されているため、「話題の映画」が話題になっているうちにロケ地巡りをするのに役立ちそうです。バックナンバーを手に入れた理由は「最近の映画」にこだわっていないためです。

ロケーションジャパンを眺めながら「何か切っ掛けがあれば行く」候補地をピックアップするのも楽しいです。

前振りがむちゃくちゃ長くなりましたが、「ブロンプトンの旅」の第二章の基本方針は「映画のロケ地巡り」です。離島を舞台にした映画もたくさんあるため、離島巡りも兼ねることができます。



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