ミニベロ16の楽しみ方は

またまた、ブルーノミニベロ16ロードの改造をすることにしました。先日の“ポタリング仕様”で一応の完成形にはなったのですが、“完成”してしまうと飽きもくるもので、いきおいでミニベロ20ロードを発注するところでした。

私がミニベロ20ロードを購入したとしても結局のところ、その役割は“改造”を楽しむための自転車となり、昔の「組み立てパソコン」のようにあれこれパーツを交換することだけを楽しみ、実用性は二の次となります。つまり、ミニベロ20ロードを○○○○仕様に改造したとしても、試しに少し走るだけで終わり、ガシガシ走る時は「ビアンキ Via Nirone」、サイクリングを楽しむときは「ビアンキLupoD」、ポタリングを楽しむときは「ブルーノミニベロ16」、そして輪行観光ポタのときは「ブロンプトン」を投入するわけですので、ミニベロ20ロードの出番はありません。

通常ならミニベロ16からミニベロ20へバトンタッチすれば良いのでは? と思えるのですが、ミニベロ16の独特の雰囲気は捨てがたいものがあります。明らかに他の自転車と違うところが面白く、そして楽しいのです。20インチのミニベロはあまりにも多くて、多少なりとも自転車に詳しくなければ見分けが付かないでしょうが、ミニベロ16は誰が見ても何らかの印象を持つことは間違いありません。特に自転車フレンドのタロさんと「ブルーノミニベロ16ロード」を2台走らせていると必ず見知らぬ人から声を掛けられ、しばらく自転車の話で盛り上がるのです。

「誰もが興味を持つ」という点においては「ブルーノミニベロ16ロード」という自転車は突き抜けています。実用面では、20km/h程度でポタリングする分にはとても快適であり、25km/hでのツーリング速度でも80km程度は難なくこなします。そしてイザとなれば30km/hオーバーも可能です。面白い、楽しい、そして十分に走ることができる自転車が「ブルーノミニベロ16ロード」です。

もし「一台だけ」という制約を受けるのなら素直に「ブルーノミニベロ20ロード」を選ぶでしょうね。その代わりに、パーツを大量に買う事になります。“高速仕様”“ツーリング仕様”“ポタリング仕様”のように、その時の使用目的に合わせてパーツを交換することで、快適に走ることができます。

話は長くなりましたが、先日失敗した「9速化」とか、もっとポタリング仕様に相応しいギア比に変えるなど、改造を楽しむのならば、まだまだ「ブルーノミニベロ16ロード」にも可能性があります。実は、20インチに比べて16インチの場合は何かとやっかいなことが多くて、現物合わせで試さなければ分からない事だらけです。それがまた楽しいのですが…

「面白い:楽しい:走り」で表すとミニベロ16は「2:2:1」でミニベロ20は「1:2:2」でしょうか。走りよりは面白さを求める人にはミニベロ16をお勧めします。



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