ミニベロ16のデチューン第二弾は

改悪という意味の「デチューン」ではなく、乗り易さを求めての「デチューン」です。

フラットバー化させたことで、坂の上りが不利になりましたが、巡航速度を落として走る場合はドロップよりもフラットバーの方が楽に走れます。短距離の高速走行ならば“本来の”ブルホーンハンドル、長距離ならドロップハンドル、中距離をのんびり走るならフラットバーのように使い分ければいいので、単純に「速度を落とす」という意味合いから「デチューン」とします。

ポタリング用途ならばフラットバーが正解だと思いますが、ギア比がノーマルのままでは「頑張れば30km/hオーバーでの巡航が可能」な状態にあり、速度を落とすためにフラットバーにしたのに無理な体制で速度を上げるということになっています。

先日の伊良湖ポタの時に海岸沿いのストレートを気合を入れて走りましたが、その影響で膝がまだ痛いです。「頑張れば30km/hオーバーができる」を続けていては、そのうち膝を壊すかもしれません。

「頑張っても速度が上がらない」状態にするには、回転数で制限するのが手っ取り早いです。私の場合は気合を入れて回しても100rpmを維持する事ができません。100rpm以上回すと体が浮いてきてしまうため、回し続けられるのは、せいぜい1分間くらいでしょうか。そこで「これ以上回しても意味がない」という状態にすれば頑張ることを諦めます。

そして、もう一点あります。ノーマルのギア比でも“頑張れば”激坂でもなんとか登れます。しかし、高トルクで上り続けるとギシギシメシメシと音がするため、このままではミニベロ16が壊れてしまう可能性が高い。そこで、リアスプロケットをワイドギアに交換したいところですが、ミニベロ16ロードの場合は先日試した「XT」のようにリアディレイラーが地面に当たってしまいます。よってワイドギアに交換することも不可能です。

ということで、今回の「デチューン」で必要なパーツはフロントギアとなりますが、ミニベロ16ロードの場合はちょっと厄介です。1週間後にはパーツが届く予定ですので、今回もパーツと格闘する事になるでしょう。

フロント : 60T→53T
スプロケット : Shimano HG50-8S 12/25T(12-13-15-17-19-21-23-25)
周長 : 1170mm
回転数 : 80rpm

ギア比 12 13 15 17 19 21 23 25
60 5.0 4.6 4.0 3.5 3.2 2.9 2.6 2.4
53 4.4 4.1 3.5 3.1 2.8 2.5 2.3 2.1
速度 12 13 15 17 19 21 23 25
60 28.1 25.9 22.5 19.8 17.7 16.0 14.7 13.5
53 24.8 22.9 19.8 17.5 15.7 14.2 12.9 11.9

ブルーノミニベロ16を再び改造しました「ポタリング仕様Ver2」』に続く。



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