シクロクロスだから

「ビアンキLupoD」を手に入れた当日にいつものコースを走ってみましたが、その時に感じたことが「あれ?予想していたより楽じゃない」です。

「ブルーノミニベロ16ロード」と比較して圧倒的に走りに対して有利であるハズなのに、“圧倒的に”という印象がありませんでした。走行距離が40kmを超えた場合の疲労感の少なさ、山間地トレーニングを走りきることができるようになったことなど、「ビアンキLupoD」を使うことの恩恵は確実にあるわけですが、購入前に抱いた印象とは随分違います。

手持ちの3台の使い分けが微妙になっていますが、現在はどうしても「ブルーノミニベロ16ロード」か「ブロンプトン」じゃなければダメという以外は「ビアンキLupoD」で走っています。理由は距離を稼げるからですが、それでも未だに「なぜなんだろう」と毎回感じていることは「もっと速く走れるハズなのに…」です。

先日の安城のイベントでは私が必死に35km/hで走っているとロードの集団は余裕で35km/hオーバーで走っていました。終盤にヘロヘロで25km/hで流していると、ロードの集団は30~35km/hで平然と走っていました。

確かに脚力の差はありますが、そこまで違うものなのでしょうか。このままトレーニングを積んでいったとしても、せいぜい30km/hで巡航できる程度にしかなりそうもありません。

ショップなどのイベントの記事を見ると、150kmとか180kmの日帰りツーリングを普通のことのようにしているみたいですが、今の私からするとどう考えてもムリです。おもいっきり頑張っても120kmでタイムアウトになりそうです。高校生のころにランドナーで何度も遠出しましたが、当時も120km(/日)程度だったと記憶しています。

ロード 巡航速度」で検索してみました。

→ 教えて! Watch シクロのなんちゃってロード化
→ 自転車生活入門: ロードはクロスより速いか?
→ 自転車日記 : 成田山までサイクリング

ツーリング用途として購入した「ビアンキLupoD」ですから、これはこれで十分に満足しています。危険がいっぱいの車道を回避して路面が悪い歩道を走らされる場合、路面がゴツゴツしている自転車道、突如現れる段差や砂利道などロードレーサーではキツそうな場面に出くわしても、「ビアンキLupoD」なら平気です。

というわけで、「ビアンキLupoD」には絶対的な速度を求めてはいけないということのようです。「ビアンキLupoD」はシクロクロスですから、昔のランドナーのように、景色を楽しみながらのんぴり走るための自転車なのかもしれませんね。



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