たぶん最後の自転車は「ランドナー」

寝つきが悪い時とか、妙に早く目覚めてしまった時に読む(眺める)本は「旅する自転車の本」です。懐かしさもあって何度も読んでしまいますが、なんとなく癒される感じがするのです。自転車遊びにもいろいろありますが、私の場合は「小旅行」で始まり、そして終わるような気がします。「小旅行」といっても半日、日帰り、泊まりなど時間的そして距離的な幅はあるにしても、結局のところ自転車で旅をすることに今も昔も変わらないわけです。

中学生の時にスポルティーフ、高校生の時にランドナーを手に入れて、あちこち出かけていた頃に比べると、今の自転車ブームには違和感を覚えますが、「自転車」というものが自分にとって何なのかは人それぞれ違いますので、自分にあった楽しみ方を見つけることができればいいのではと思います。

来シーズン、軽量ロードを手に入れても、あくまでも山間地を走るための道具としてのロードバイクです。距離を稼ぐための道具としては考えていないため、それで200kmとか300kmのロングを走ろうとは思いませんし、巡航30km/hで走り続ける世界は、私には合いそうもありません。この辺も価値観でしょうけど。(そもそもアスリートじゃないし…)

たぶん私の場合、最後の自転車は「ランドナー」になるような気がします。あと数年もすればガシガシ走ろうとは思わなくなり、のんびりと「小旅行」を楽しむためのランドナーをオーダーフレームで組んでみたいものです。それまでに自転車を何台買うか分かりませんが、最終的には「ランドナーがあればいいじゃん」となるかもしれません。



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