昨日の続くでもありますが、よくよく考えてみると700cである必要はないかもしれません。現在、21~23km/h程度で走るだけなら、ミニベロ16ロードもビアンキLupoDもそれほど変わりません。どちらかというとミニベロ16ロードの方が楽に感じることが多いです。
ミニベロの利点の「取り回しが楽」「漕ぎ出しが軽い」、700cの利点の「巡航速度の維持が楽」「下りが楽」のそれぞれの割合が一日の走行でどれだけあるのかがポイントですが、のんびり走るのなら「巡航速度の維持」はそれほど利点にはなりません。ただし、ミニベロ16ロードでは平坦でも25km/hオーバーでの巡航は負荷が高くなるため、あくまでも21~23km/h程度で巡航する場合に限ります。緩やかな下りで28km/h程度まで速度を上げても、漕ぐのをやめると26km/h程度まで落ちてしまうため、下りでも漕ぎ続ける必要があります。この辺は16インチですから仕方がありません。
漕ぎ出しの軽るさについては、ミニベロ16ロードは面白いほど加速していきます。ケイデンス80rpmで22km/hから、いっきにぶん回して30km/hまで持っていけるので、20km/hから30km/hへの加速勝負なら軽量ロードにも勝てそうです。それ以上はムリですけど。
短いホイールベースゆえの「取り回しが楽」には「不安定」という代償がついてきますが、これが一番の難点です。せめて20mmほど長ければ良いのにと思うところですが、ホリゾンタルフレームのミニベロのチェーンステーを長くすると見た目が悪くなるかもしれませんね。
巡航速度は25km程度で気持ちよく走るのなら、ロングホイールベースの20インチのミニベロが良いかもしれませんが、ホリゾンタルフレームに拘ると選択肢がないところがつらい。バランスを考えると22インチくらいが良いんじゃないのかなぁと思うのですが、現行車には存在しませんよね。24インチとか22インチだと見た目が中途半端になってしまうのが問題なのでしょうか。