平日のツーリングは危険がいっぱい

ツーリングレポートには書いていませんが、一作日の「設楽・稲武」遠征は予想以上に危険な目に遭いました。

三河湖の奥の道路は、普通車すらすれ違いが困難な場所ですが、結構な頻度でダンプカーが走ってきます。道を譲ってくれた(自転車を優先してくれた)のはたったの一台で(なんて良い人なんだと思った)、その他多数のダンプカーは平気な顔して突っ込んできます。こちらは慌てて道路の端っこに避けますが、ぬかるみにタイヤが取られて転倒しそうになります。

稲武から足助に向かう国道も、トラックやダンプカーが大量に走っています。下り区間に関して言えば乗用車だろうが、トラックだろうが、バイクだろうが、自転車だろうが、ほとんど同じ速度で走っています。特に重量級の車ほどコーナー手前での減速区間が長いため、自転車の方が速いくらいです。そんな中、前を走るダンプに危険を感じた私は、車間距離を十分に空けて走っていたところ、材木を大量に積んだトラックが私を抜きに掛かってきました。速度差がそれほどあるわけではないため、そのままコーナーに突入、最悪なのはそこからで、いつまでも並走した挙句に幅寄せしてきて、私は縁石ギリギリのところを恐怖心と闘いながら減速。

そして、足助街道にも危険がいっぱいです。この道路は道幅が結構な頻度で変わるため、狭い区間で抜かれると非常に危険を感じます。「自転車を追い越すときは1.5m幅あけて追い越す」という交通ルールを知らないのか!と怒りがこみ上げてきます。それができない場合は徐行するのが義務でしょ。路線バス(名鉄バス)の運転手すら、道幅が狭い区間で強引に追いぬいて、追い抜ききれていないのに幅寄せしてきます。バスの半分も前にいっていない状態ですのでどう考えてもこちらには逃げ道がありません。急ブレーキでなんとか回避しますが、もう少し先に行けば道幅が広くなるのでそこまでなぜ待てないのでしょう? 路線パスの運転手ならどこで追い抜くのが安全なのか知っているハズです。

とにかく全般的に路線バスは危険です。運転者の距離感覚が鈍いのでは?と思えることが頻繁にあります。それとも「バスが最優先!」と思い込んで走っているのでしょうか。「マナーが良いバス」というものに出会ったことはありません。

つまりは、これらの運転手というものは、自転車をはねたとしても「業務上過失致死傷罪」であって、重大な罪にならないと考えているのでしょう。そして「あんなところを自転車で走る方が悪い!」と開き直る可能性100%です。あまりにもひどい危険な目にあったら、車のナンバーをメモして公開しようかと思いたくなります。警察官もつまらないところ(明らかに安全な道路)でネズミ捕りなんかしている暇があったら、危険な道路を巡回して、危険運転を取り締まって欲しいものです。

追記.
「バス+自転車」の長さが12mとして、速度差が10km/hの場合に追い越しに要する時間は“4.32秒”になります。いったん減速して自転車と同速度になってから追い越しをする場合は、完全に追い越すまでに7~10秒は掛かることになりますが、追い越しを始めて3秒程度で幅寄せしてきます。つまり、バスの運転手は「速度差」と「全長」を全く考慮していないということです。

どうやらトラック、ダンプ、パスの運転手たちは、ママチャリとスポーツ自転車では速度が全然違うということを知らないようですね。10km/hくらいでだらだら走っているママチャリを追い抜くような感覚なのでしょう。乗用車でも結構いるけどね。抜く前に自転車が何キロで走っているのかメーターを見てみるといい。きっと驚くから。



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