公共交通機関が全くない山間地に職場があるため、自家用車の代わりになるものは自転車しかありません。なおかつ、会社までは結構な上りになっているため、普通の人にとっては「ありえない!」という意見が大多数です。エコ通勤を強制どころか推奨すらできないのが現状でしょうか。
私の場合は“エコ”のために始めたわけではなく、“運動”のために始めたジテツウですが、どのくらいエコに貢献したのか計算してみました。
エコ通勤優良事業所認証制度概要説明:交通エコロジー・モビリティ財団
エコ通勤によるCO2削減量(kg) = CO2排出原単位(kg) × 往復通勤距離(km) ÷ マイカーの燃費(km/l) × エコ通勤日数(日)
2.3 * 23 / 8.5 * 9 = 56kg
削減割合(%)=エコ通勤を実施した日数÷全出勤日×100
9 / 20 * 100 = 45%
実際のところ“CO2削減量”と言われても実感が湧きませんね。
少し検索してみました。
ECCJ 省エネルギーセンター : ワークショップ
> 「木に換算」とは、それだけの量のCO2を吸収するとされている杉の木の本数のことです。
> 植物は一般にCO2(二酸化炭素)を吸って酸素を吐き出します。
> 杉の木一本(杉の木は50年杉で、高さが約20~30m)当たり1年間に平均して
> 約14kgの二酸化炭素を吸収するとして試算しています。
56kg / 14kg = 4
“杉の木 4本分”となるわけですが、「だから何?」となりませんか?
計算してみると、私が1年間ずっと自家用車で通勤した場合は、杉の木が113本必要ということになるようです。
地元のいろんな企業の社員が自家用車で通勤しているわけで、下記の数値で1万人あたりの「杉の木」の本数を計算してみると…
通勤距離 23.4km (全国平均)
燃費 9.7km/l (2006年自動車工業会)
通勤日 250日 (?)
「99万本」ですか。
自家用車で通勤するのなら、その分だけ「杉の木」を植えましょうというのは非現実的なことであることは間違いないようです。
実際のところ「体とサイフに優しいジテツウ」というのが現実的なことです。
追記.
「豊田市エコ通勤をすすめる会」に登録してみた。