なぜミニベロ16でジテツウなのか

先日、駐輪場で偶然にも某エライさんと遭遇。そのエライさんの高級車の駐車場所が駐輪場の隣だったようです。(暗黙の了解で場所が決まっているらしい)

私が16インチの自転車に乗っているのを見て「そんなタイヤが小さい自転車だと大変でしょ」と言うものだから、「大変だから運動になります」と返事すると「???」という顔をされた。そのすぐ後にクロスバイクでやってきた社員を指さして「あのような自転車なら楽できますよ」と言うものだから「楽しては運動になりません。通勤時間帯で35km/hも出せないので、あのような自転車で平地を25km/hで走っていては運動量が半分くらいになってしまいます」と答えると、さらに「?????」という顔をされた。

車の代わりに自転車に乗っているわけではなく、私は「ジテツウ=運動」のつもりでやっているのですが、はたから見ると、「何を朝から汗だくになりながら自転車に乗っているんだろう」と不思議に思えるのかもしれませんね。

通勤時間帯、クロスバイクで歩道をゆっくり走ると4メッツ、車道を普通に走って6メッツ程度でしょうか。ミニベロ16で車道を真剣に走れば8メッツ、激坂区間を走れば10メッツとなれば、運動量が全く違います。暗闇の中を走る復路となれば、安全のために22km/h程度の速度になります。クロスバイクで22km/hは遅すぎますが、ミニベロ16ならちょうどLSD領域の負荷になります。

それにしてもミニベロ16を見るたびに、「タイヤが小さいから、たくさん漕がないといけないので大変ですね」という人が非常に多いのも困ったものです。速度というものは“ケイデンス”“タイヤ周長”“ギア比”の組み合わせで決まるということを知らないのでしょうか。まあ、見た目でわかるタイヤ径のイメージで「たくさん漕ぐ必要がある」と結論付ける人が多いということでしょう。

私の場合は、あえて低ギア比にして、高ケイデンスの練習をしているのも事実ですけどね。ママチャリに50~60rpmで乗っている人からすれば、グルグルと100~120rpmまで回してミニベロを走らせていれば「たくさん漕ぐ必要がある」と思われても仕方がないのかもしれませんが…



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