自転車雑誌や書籍などにも“ロングライド”というキーワードが頻繁に出てきますが、どのくらいが“ロング”なのか妙に気になります。

初心者さんには50kmでも“ロング”と感じますし、走るのに少し慣れてきても80kmは“ロング”と感じます。そして、タイトル文に「100km」を含めている書籍が多いことからして、とりあえずは100kmが目安かもしれませんが、それはあくまでも初心者さんの当面の目標値のような気がします。(書籍そのものが初心者をターゲットにしているため)

初心者レベルを卒業した人にとって“ロングライド”って何キロ以上なのでしょうか。“ブルベ”のようなものではなく、あくまでも“日帰りサイクリング”としての…

私には「平地100km」は“ロング”ではないなぁという印象があります。夏場なら昼食前に帰宅できる距離だから、半日コースはロングとは言えない。では120kmはどうなんでしょうか。途中で昼食タイムとしても早い時間に帰宅可能。しかし、山間地を距離120km、獲得標高2000mとなると一日掛かりのサイクリングとなります。同じ走行距離でも走る場所によって労力も所要時間も変わります。観光時間を省けば、労力と所要時間は比例するため、感覚的な“ロング”とは時間ではないのかと思えてきます。(半日で80km走る人もいれば120km走る人もいるわけですので)

2010年の走行レポートから走行距離が100km以上のものを抜粋してみました。

労力換算距離=走行距離+獲得標高*20

労力換算距離が160km未満の場合は“心地よい疲れ”、160km～200kmなら“かなり疲れた”、200kmを超えると“激疲れ”となっていました。ただし、使用する自転車で疲労感が変わるため補正係数が必要かもしれません。アンティーコなら120km超えで、ブロンプトンなら80km超えで“かなり疲れた”になります。

“かなり疲れた”と感じるほど走ることを“ロングライド”とするのならば、私の場合は労力換算距離160km以上がそれに該当します。

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