「運動負荷」と「平均出力」の関連性

ジテツウで心拍計を使って、「運動負荷」と「平均速度」の関係を複数回試してみました。そして、その数値を「ヒルクライム計算」に当てはめてみることで、ザックリですが「運動負荷」と「平均出力」の関連性が分かりました。

実走の数値と「体重:62kg、自転車+装備:19kg、平均勾配:3.0%」の条件で計算。

運動負荷75%→平均速度20.7km/h→平均出力205W
運動負荷80%→平均速度22.0km/h→平均出力224W

平均勾配3.0%の区間を走る場合は、運動負荷が75%程度で約200Wの出力となっています。目標だった「200W」をあっさりクリアしてしまったかのように思いたいのですが、実は「平均勾配3.0%」と「平均勾配5.0%」では大きな違いがあることが判明。

「平均勾配5.0%」区間の数値を使って計算してみると、運動負荷を85%程度まで高めてようやく200Wになるようです。そこで、「平均勾配3.0%」と「平均勾配5.0%」では何が違うのか改めて考えながら走ってみたところ、勾配3%程度ならば平地と同じように速筋を使えているのです。ロングライドではなく、あくまでもジテツウトレーニングという短い距離ならば、速筋を使いながら上っても途中で筋力ダウンに至ることはありません。よって「運動負荷が75%程度で約200Wの出力」には速筋のパワーが含まれているため“インチキ”となります。結論としては「運動負荷を85%程度まで高めてようやく200W」が現時点の目安となります。

以上を踏まえて「本宮山」を上ってみたところ、大きな誤差は無かったため、ジテツウトレーニングそのものも数字で見ていけば必然的に成果も分かってきます。

まあ早い話、低出力ながらもタイムを削るのならば、どこまで運動負荷を高めて走ることができるのかということになります。



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