3月中旬に立てた自転車遊びの「目標値」は「4週間で1000km+10000m」です。今のところ順調にクリアしています。これは数値目標であって目標ではありません。何のためにその「目標値」に取り組んでいるのかは「日本中のヒルクライムコースを走る」と「ブロンプトンで47都道府県を走る」という目標を達成するためです。
“ただ走るだけ”なら時間と金さえあればいいので「4週間で1000km+10000m」に取り組む必要はないのですが、「激疲れすることなく楽しんで走る」ためには、やはりそれ相応のトレーニングが必要となります。正直言って「4週間で600km+6000m」でも十分ですが、その程度ならば無理しなくても達成できてしまうため、面白みに欠けます。やはり「目標値」というものは少しくらいはムリすることで達成できる数値にしたいものです。そこで「4週間で1000km+10000m」なのです。実際にやってみると、この数値は意外にもハードルが高いことが分かります。4週間のうちに4回ほどはヒルクライムコースを走らなければ達成できないのです。
さて、それでは「中長期的な目標値」は何なのか。すでに「走行距離」については明言してあるように「地球一周」相当の「40000km」です。この数値については、自転車遊びを続ければ、誰でも達成可能な数値だと思います。月に500kmでも年に6000kmですので7年弱で達成可能。月に1000km走れば3年ちょっとです。真剣に走ろうが、ぶらぶらゆっくり走ろうが、横方向の距離については単なる積み重ねです。そういう意味で「誰でも達成可能な数値」といえます。しかし、縦方向、すなわち「獲得標高」についてはどうでしょうか…
「上る」に関しては、「自力」で獲得するしかありません。さらにわざわざそのようなルートを選んで走らなければ「獲得標高」という数値を稼ぐことはできません。「4週間で1000km+10000m」の「10000m」は適当に走るだけでは達成できる数値ではないのですが、コンスタントに達成していけば年間で130000m、つまり130kmになります。ところが「年間13000km走った」と比べると「130km上った」というものは、何がすごいのかさっぱりイメージできません。「4000m上ったよ」なら「え~富士山より高いじゃん」となるでしょうが、それ以上になると比較対象が少ないため、大多数の人には伝わりません。
上へ上へと登り続けたらその先は「宇宙」です。では大気圏ってどのくらいかと調べてみたら、だいたい500kmだそうです。そのくらい地上から離れると重力から解放されるらしいです。
それじゃ「獲得標高」に関しては「宇宙」にしようかなということで、中長期的な目標値は500kmとしました。
「宇宙(そら)目指して上り続ける」ってなんかカッコいいなぁと思った。ただそれだけのことです。2011年の獲得標高は5月末までに56kmになっています。2009年と2010年がどうだったのか再調査が必要ですが、「500km」は今後のモチベーション次第ですが十分に可能だとは思っています。