先週の「ガイアの夜明け」は自転車特集だった

録画しておいた「ガイアの夜明け」を観ましたけど…

○自転車通勤のことを「ジテツー」って言うんですね。知らんかった。

人間ドックでメタボ判定をくらった中年男性が心機一転「自転車通勤」に挑戦する話ですが、あれはなんとも胡散臭いです。いきなり本格的なロードバイク、そして格好がまたスゴイ。番組が全て用意してそれっぽい演出をしているのでは? そしてたった一週間で「5kg減」だそうで、計算合いません(往復40kmの通勤、5日間で約200km)。食事制限も合わせてやれば最初の一週間で「5kg減」も楽勝ですよ。最初の一週間は腹の中に溜まっている余分なものが出るだけですからね。

○サイクルベース「あさひ」は自転車業界のユニクロらしい。

趣味としての「自転車」ではなく、あくまでも日常の道具であり消耗品としての「自転車」ならばあれもありかなと思ったけど、その辺のホームセンターで買うより安いからという自転車には興味ありません。もっと違った考え方をもったチェーン店だと思っていたけどガッカリ。

○電動アシスト自転車の特集。

自転車業界としては、業務向けの「電動アシスト自転車」の開発に力を入れているようで、興味深い内容でした。番組としてはこれがメインだったのかもしれませんね。ただ、個人用途としては特別な理由(重い荷物を運ぶ、坂が多いところに住んでいるetc)が無い限り「電動アシスト自転車」はいらないと思った。20km/hでアシストが解除されるので、ただ単に重い自転車になってしまうだけ。どうしても上れない坂は押せば良いだけで、その割合がどれだけあるのかということ。

○最後に駐輪場問題。

「起承転結」の「結」に駐輪場問題を持ってくるところは構成が上手いですね。上記の3つで自転車人口が増えていることを伝えておいて、増えることによる弊害にもちょっとだけ触れるところはいらぬ敵を作らないための防衛策でしょうか。

締めのナレーションでもっと重要なことを言っていましたが、それについては番組の構成上入らなかったのでしょうか。とても残念です。

日本の道路は自転車に優しくないことを大々的にアピールして欲しいものです。



関連エントリー