サイクリングの場合「18切符」はお得なのか?

「ブロンプトンで日本一周」が7月の北海道遠征で“いちおう”終わりました。しばらくの間は、中部、関西、関東エリアで取りこぼしたところを補完させるようなサイクリングになります。

そこで今夏は「18切符」を購入して、交通費を節約した遠征を試してみました。一度くらいは「18切符」というものを使ってみたいというのが本当のところでしたが。。。

では結果発表。

※帰宅時間が遅くならないようなスケジュールを組みました

8月2日、3日の遠征の往路で使用
高蔵寺駅 – 高山駅 通常は2590円
220円のお得。

高山駅を10時30分スタートで観光しながら宿まで走って、所要時間は7時間45分。
少し遅めのスタート時刻でも日暮れまで使えるため“まあまあ”といえますが、お得感は殆どありません。

日本一周補完計画 岐阜編「高山~白川郷~郡上八幡」

8月16日の「大井川鉄道の機関車トーマスを見に行く」の往復で使用
三河安城駅 – 金谷駅 通常は2270円
島田駅 – 三河安城駅 通常は2270円
2170円のお得。

金谷駅を9時30分スタートで目的を達した後、さっさと島田駅に戻り帰宅。
現地での滞在時間は僅か4時間でしたが、ピンポイントの目的があるのならば、18切符を使うメリットは大いにあります。

リアルな「きかんしゃトーマス」を見に行く

8月30日の「関ケ原~敦賀」の日帰り遠征の往復で使用
三河安城駅 – 関ケ原駅 通常は1490円
敦賀駅 – 三河安城駅 通常は2590円
1710円のお得。

関ケ原駅を7時30分スタートで敦賀までの所要時間は7時間30分。
このエリアに出かけるときは「青空フリーパス」を使うことにしているため実質970円のお得となりました。
青空フリーパス 2500円
敦賀駅 – 米原駅 840円

浅井長政の故郷を訪問

9月に入っても18切符が2回分余っているため、無理やり18切符を使った遠征を組んでみましたが、在来線での移動時間が3時間を超えると苦痛に感じるため、それが大きな壁となりました。

2泊3日の設定で、初日と3日目の移動に18切符を使うとして、いかにお得感を出すか。

9月6日の「敦賀~小浜」の往路と福井市内までの移動で使用
三河安城駅 – 敦賀駅 通常は2590円
小浜駅 – 福井駅 通常は1940円
2160円のお得。

敦賀駅を9時スタートで所要時間は6時間。小浜駅から福井駅まで移動して、18時前に宿に到着。いつもは「自走で暗くなる前に宿に到着」の部分を列車移動に置き換えたことになります。

補完計画「敦賀~小浜」

9月8日の「大津~安土」の朝と夕方の移動で使用
福井駅 – 大津駅 通常は2590円
安土駅 – 三河安城駅 通常は2270円
2490円のお得。

大津駅を7時20分スタートして所要時間は7時間40分、暗くなる前に三河安城駅から自走して帰宅。

補完計画「比叡山~安土」

5回分の合計で8750円のお得となりましたが、青空フリーパスを考慮すると8010円でしょうか。正直言って、それなりにサイクリングの時間を確保したければ、18切符はお得にはなりません。

路線にもよりますが、特急を使えばもっと早い時間帯にスタートできます。さらに復路を在来線で時間掛けて戻るのは疲れます。

そして私にとって一番の難題は「通勤通学の時間帯に在来線を使うのは難易度が高い」でした。

9月8日の移動では、4時起きで始発に乗り、復路も15時台の列車に乗りましたが、それでも往路の大津駅および復路の刈谷駅では“場違い”の雰囲気全開でした。

とりあえず今回の検証結果としては、9月の2泊3日の遠征の往路のように、“移動日”も途中下車して数十キロ程度のサイクリングを組み込むようなスケジュールを組めば、18切符のお得感が増すといえます。

または、現地での滞在時間を少な目に設定した日帰りサイクリングでしょうか。どちらにしても「休日」限定となります。とても平日の在来線に乗ろうとは思いません。



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