月に一度程度は「山間地ロングラン」をやっておきたいのですが、完全自走の山間地160kmオーバーの設定をするのは結構難しいです。アレンジしすぎると200kmオーバーになってしまうため、「くらがり渓谷→設楽町→稲武町」のコースの拡大版を走ってみることにしました。
本日のコース
予定より15分遅れで6時15分自宅を出発。通勤時間帯ということもあって、あちこちで通勤渋滞が発生しています。自転車走行への影響は皆無ですが、岡崎市内を抜けるのに相変わらず時間が掛かります。
岡崎市内を抜けて、くらがり渓谷へ向かう道路を何度も走っているとはいえ、走っていて飽きてきます。見た目では分からない程度の微妙な上りが延々と続いているので、「なんか今日は調子悪いなぁ」と感じてしまうのもいつものことですが、景色が変わることも無く、景色が特に良いわけでもなく、走っていて楽しい道路ということでもないことが飽きてくる原因なのでしょう。
8時12分、くらがり渓谷に到着です(ここまでのアベレージは23.1km/h)。「本当のスタート地点はここ」という場所に来るのに2時間も要するため、完全自走というのは客観的に見てもムダが多いです。記録写真を撮って、すぐにリスタートですが、今日は多少なりとも真剣に走ってみます。
「田原坂」のコース上にある唯一の激坂コーナーですが、前回までは「でた! 激坂」という感じがしましたが、今日は「あれ? この程度だっけ?」という妙な感じがします。最近やっている「ヒルクライム」だと、この程度の激坂など可愛いもので、20%とか25%の上りがガンガン現れるし、10~15%の上りが数キロ続くようなコースもあるので、“慣れ”というものは怖いものです。
最近は、5%程度の坂が長く続く方が苦手になってきました。10%超えの坂が続くほうが「やってやるぞ」という気合が入りますが、急坂程度だと「なんだかなぁ。めんどくさいなぁ」と気持ちが萎えてきて、力も入らなくなってきます。ということで、今日の「田原坂」も上り始めて3km程度で坦々走りになってしまい、タイムは29分50秒でした。いつの間にか「上るの大変!」という坂が好きになってしまったようです…
道の駅「つくで手作り村」で休憩です。本日の補給品を並べてみました。これらを計画的に補給していきます。まずは“おにぎり”を1個食べます。(なんだかんだで15分休憩)
お気に入りの県道435号を走ります。道の駅から約25kmほど緩い下り区間になるため、景色を楽しみながら“のんびり”走りたいところですが、走りやすいためついつい速度が高まります。脚を休める区間のハズなのに疲れが出てきたため途中からペースダウン。走りたいのを抑えるというのは結構難しいものです。
国道257号をしばらく南下した後、県道32号で北上します。すんなり設楽町へ向かわずに、わざわざ遠回りする理由は「峠」を走るためです。それにしても今日は暑い、峠アタックの前に緊急のクーリングタイム。
本日の峠アタック第一弾は「与良木峠」です。南側からのアタックルートは複数あるため、最短で行けそうな連谷小からのルートを選択しましたが…
スタート直後からインナーロー必須です。進むにつれ斜度がガンガン上がります。あくまでも過去の経験との比較ですが、15%、20%、25%となり、内臓が痛むのを堪えながら25%超の坂を突破したところで、ギブアップしました。さらにそれを上回る坂が目の前に現れたら無理です。すでに山間地を約85kmも走ってきて、目の前に30%を超えていそうな坂が現れたら素直に諦めます。200mほど歩いて気が付きましたが、どうやらアタックルートを誤ったようです。ここは地元住民が家の出入りに使うための道路で、無関係の人が通行するような道路ではありません。しばらく歩くと自動車がまともに走れる5~10%程度のルートが現れたため、そこを一旦下れば正しいアタックルートが分かるかもしれませんが、今日はこのまま峠に向かいます。
ほどなく「与良木峠」に到着です。この峠の詳しいことは「与良木峠」で検索すると見つかります。峠の北側の道路は、峠道らしい雰囲気で快適そのものです。北側は一本道ですから、峠アタックは北側からの方が良いかもしれません。
峠アタック第二弾に突入する前に休憩タイムですが、ここから先の道路は「走れるのかどうか分からない」です。地図上には道路らしきものがありますが、ネットの地図サービスでは道路がないことになっているのです。(「Mapion」ならこの道路が存在しますが不安です)
暗いトンネルをいくつも通ることになりますが、全般的にサイクリングに最適な道路でした。ふしぎな道路ですが、たぶん、ここを使う人は“釣り人”だけです。この川が「鮎釣り」で有名なのか分かりませんが、車は殆ど通らず、釣り人の車があちこちに駐車しています。設楽町に向かう国道257号は大型車の交通量が多いので、それを回避するためにも自転車はこちらを走った方がいいかも。
さてさて、ようやく峠アタック第二弾「さいの神峠(コース図)」の入り口に到着です。県道33号は車が殆ど通らないため、サイクリングに最適なのですが、とにかく上りがキツイです。わざわざここを走るのを目的にするのなら良いのですが、サイクリングの“通り道”として使うのは厳しいです。
「さいの神峠」の頂上に到着。何か峠の目印になるようなものがあるかと期待したのに、峠にあったのは「名倉浄水場」でした。この峠は西側から上ってこそ価値があるのですが、予想より遙かに厳しい峠越えになります。ルートの大半が10~15%だと思って挑めば「騙された」と思わないことでしょう。今回はルートラボの斜度はあてになりませんでした。すでに山間地を100km以上走った後のアタックでしたので完走したとはいえ、この後に非常に後悔することになりました。
峠を越えて東側に下ると国道257号です。標高差を確認すると西側が182mで東側は132mです。東側は、くらがり渓谷の「田原坂」程度の上りですから面白くないと思います。
13時30分。道の駅「アグリステーションなぐら」に到着ですが、山間地ロングの途中で「さいの神峠」に上ったことを後悔しています。素直に国道257号の「5kmの急坂」を上ったほうがタイム的にも体力的にも余裕を持てます。すでにヘトヘトで、体力が殆ど残っていません。しかし、まだ約75kmも走る必要があります。
自販機でこんなものを買ってみました。そしてベンチで15分ほど横になっていたら体力が少し戻ってきました。
国道257号を北上する場合は緩い下りになっていることと、季節的に追い風になっているため、40~45km/hで気合を入れて走ることができます。しかし、またまた脚を休めれば良いのに無茶したため、矢作ダムに向かう県道356号の微妙なアップダウンで徐々に体力が消耗していき、筋力も大幅にダウン。
14時45分。なんとか矢作ダムまでやってきましたが、もうこうなるとツライだけです。
体力的に限界が近くなると、精神的な余裕もなくなり、小渡ステーションに立ち寄ることなく先を急ぎます。お気に入りの県道356号で豊田市内を目指しますが、今日だけは走っていても楽しくありません。
16時5分、勘八峡。走行距離が150kmを越えたあたりから、力が入らなくなってきました。途中で抜いたクロスバイクにあっさり追いつかれる始末。こちらは汗だくで必死で走ってきたのに、普段着でポタリングしている人に抜かれるとは情けない。4月上旬の頃より走れなくなっているような気がしますが、もしかしたら疲労の蓄積が原因かもしれないと思えてきました。3月は天候不順で無茶な走りができなかったため、4月上旬頃はまだ疲労は溜まっていません。しかし、そこから今日までかなり無茶してきたので、そろそろ限界かも。四十半ばになると、疲れがなかなか取れないようです。
疲労からか思考能力も落ちてきたため、水源公園のベンチで10分ほど横になると、再び体力が戻ってきました。勘八峡から水源公園までは、22~25km/hしか速度が出なかったのに、水源公園から自宅までは25~30km/hで走れたため、回復力だけはまだ残っていたようです。
17時25分帰宅。本日の走行距離は約184km(Av22.5km)。
労力換算距離 223.41km(184.19+1961*20/1000)