旅する自転車

40代のオジさんなら「何もかも皆懐かしい」と思えるような自転車本を購入しました。


旅する自転車の本 (エイムック 1799)

約三十年前のサイクリングブームの時は、「サイクル野郎」に影響された若者たちがランドナーやスポルティーフで旅行をしたものです。なぜ自転車なのかは「“自分の力”でいろんな所へ行くことができる」という点に尽きるのですが、中学・高校生では車やバイクの運転はできなかったので、好きなところへ気ままに行くための交通手段としての役目が自転車だったともいえます。

時を経て、なぜ今“自転車”なのか。難しい哲学を語る必要は無いので、「面白いから」それだけで十分だと思います。

で、「旅する自転車の本」ですが、「サイクル野郎」に影響されてサイクリングをやっていた人なら買う価値はあります。いや買うべきでしょうね。この本を読んでいると“初心”に戻れそうです。もともとは「あちこち写真を撮りながら走りたい」と思って自転車遊びを再開したわけですが、現在のロードバイクブームの影響もあって、いつの間にか“走ること”が目的になっていました。それでも“100%走るため”ではなく、先日注文したロードバイクは「サイクリング用ロードバイク」ですので、サドルバッグと小型のフロントバッグを付ければ一泊程度の旅行は可能です。軽いので輪行も比較的気軽にできるかもしれません。

「20km/h程度でのんびり景色を楽しみながらランドナーを走らせる」ですが、そのように走れる場所までランドナーで移動するのが大変です。のんびり走ることが許されない道路が多過ぎるので、結果的にロードバイクでガシガシ走るしかないというのが実情です。必然的にランドナーでも輪行が必要ということになるようなら、「どうせ輪行するのならロードバイクで良いじゃん」と思えてしまうため、結局のところランドナーを選ぶ理由としては“好きだから”ということになりますね。自転車で走りやすい地区に住んでいるのなら、ロードバイク全盛期の今“あえて”ランドナーに乗ってみるというのもありかもしれません。



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