昨日の“チタイチ”の高速列車で役に立ったのが「18T」でした。この18Tは何故か「おいしいギア」と言われていますが、なるほど“列車”に乗って35km/h前後で巡航する時に一番適しているギアです。巡航速度が38km/hまで上がってもケイデンス110rpm、いきなり逃げられて気合で追いかけるのならばケイデンス120rpmで42km/hになります。逆に“まったり”で31~32km/hならばケイデンス90rpm。“まったり”“巡航”“気合”をそれぞれケイデンスで対応できるので、「18T」は確かに使いやすいかもしれません。
そこで改めてギアと速度の関係を計算してみました。
計算条件
タイヤ周長:2096mm
アウタギアのケイデンス:100rpm
インナーギアのケイデンス:80rpm
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 21 | 23 | |
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50T | 52.4 | 48.4 | 44.9 | 41.9 | 39.3 | 37.0 | 34.9 | 33.1 | 29.9 | 27.3 |
34T | 28.5 | 26.3 | 24.4 | 22.8 | 21.4 | 20.1 | 19.0 | 18.0 | 16.3 | 14.9 |
比較的短い(瞬間ではなく)上り区間での使い勝手としては、アウターローの「23T」で勾配3%ならケイデンス80~85rpm、勾配6%ならダンシングで突破可能。
勢いで上れるのならばシッティングで上り、上りきる直前からカチッ、カチッ、カチッ、とシフトアップさせる時にギアの繋がりが良いから気持ちが良い。
昨日のルートにはありませんでしたが、長い上りならインナーギアを使うとして、勾配6%ならシッティングで、勾配9%ならダンシングでOKのハズ。
勾配5%程度のアップダウンがある平野部を走るのならば「12-23T」は使い勝手が非常に良いというのが昨日の感想。