ブロンプトンで飛行機輪行

予定では最後に訪問する予定だった「沖縄」に家族の都合で急きょ行くことになったため、どうせならということでブロンプトンを持っていってサイクリングを楽しみました。

レポート
春日和の沖縄サイクリング

ブロンプトンをどのように飛行機に載せるのかが最大の課題でしたが、案外すんなり上手くいきました。

沖縄から戻ってきて自宅前で梱包を解いていきます。


ブロンプトンが入っている割には、なんとなく一回り大きいような雰囲気がしますね。これがポイントです。

まずは手荷物カウンターに預ける時にちょっとしたコツがあります。これはネットで検索していて「なるほど」と唸ったアイデアですので、100%お勧めの方法です。荷物の補償額は一般的に15万円までとなっています。これよりも高額な品物を預ける場合は「自己申告」で“従価料金”を申し出ます。1万円毎に10円の支払いになりますので、品物の相場価格が17万円ならば20円支払います。私のブロンプトンはあれこれいじくってあるので、17万円は妥当なところですので「17万円ですのでプラス2万円でお願いします」と告げました。


このたった20円で荷物の取り扱いが非常によくなります。丁寧に扱ってもらえるのは当然として、受け取りが“手渡し”となります。那覇空港ではさらに荷物を置く場合の向きなどもいろいろと確認されてシールをペタペタ貼ってくれました。国内便ならば、この方法を使えば自転車が壊れるということは殆どないでしょう。


頑丈なアウトドア用のバッグを開けると何やらダンボールが…(現物合わせでやりました)


ダンボールを取っ払うと、ぷちぷち(エアクッション)でぐるぐる巻きにされた物体が現れた。(これでもかというくらい巻いてあります)


今回の飛行機輪行で用意したものを並べてみました。バッグの底板も自作。「取扱注意」のシールを張り合わせて札を用意。荷造り用の頑丈なバンドを3本。そして肩に担いで運ぶために「ウエストポイント MIL-401 2WAYグリップ」。このグリップは大正解でした。重さを軽減してくれます。

ただでさえノーマル状態よりも重くなっているブロンプトンを大げさに梱包したことで総重量はなんと“14.8kg”になっていました。預けることができる手荷物の重量制限が“15kg”ですので、ギリギリセーフ。もともとコンパクトに畳めるブロンプトンですので、「3辺の長さの合計」については余裕でクリア。

ということで、ブロンプトンならば気楽に飛行機輪行ができるという実例でした。

なお、「飛行機輪行時のタイヤの空気」には都市伝説のように「空気を抜いておく」という話がありますが、高圧タイヤならば気圧の変化など誤差の範囲です。ヘタに空気を抜いて、現地で入れなおすというつまらない苦労をする必要はありません。(日常的に限界ギリギリまでパンパンに空気圧を高めている人の場合はしりません)

追記.

「ブロンプトンで日本一周」のために飛行機輪行を数えきれないほどやってきました。一番最初だけは大げさに梱包しましたが、現在は鉄道の輪行を多少アレンジしただけの簡易梱包です。

ブロンプトンの時はヘルメットではなくカスクを使用しているため、ブロンプトンを折り畳んだ時の角にカスクをクッション代わりに使います。これはヒンジを保護するのが目的です。

着替えなどを簡易リュックに入れて左側のクランクとリアホイールの隙間に入れます。これはリアホイールのスポークを保護するためです。

空港でブロンプトンを預けるときは必ず“手渡し”を依頼します。FDAの場合は“従価料金”というものが無いため無料ですが、ANAとJALの場合は“従価料金”の申請が必要です。

注意点としては、荷物を横にした場合、どちらを下にしたらいいのか確認されます。ハンドル側を下にされると破損の可能性が高まるため、左側を下にしてもいいように、左側にクッションを入れておくのです。

収納袋には「GIZA(ギザ) バイシクル キャリング バッグ(16インチ折畳み車用) ブラック」を使用します。このバッグは軽い割に結構丈夫です。

鉄道を利用して空港まで移動。飛行機輪行で遠征先へ。空港からサイクリング。そしてゴールの空港から再び飛行機輪行。その繰り返しで「ブロンプトンで日本一周」を続けています。



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