手ごろなバッグをリクセン化

ブロンプトンの旅を本格的に始めてからは2月も旅シーズンだったわけですが、とりあえず日本一周を達成させていることもあり、無理に遠征を組み込むという「やらなければ」という意識はなくなりました。日本一周のルートにはどうしても「繋ぎの区間」というものがあり、それらを消化させるために変な義務感すら持っていたのは事実です。これからは「行きたい場所に適した季節」を基本にもっと自由な旅を楽しんでいきます。次回の遠征は3月の「石垣島、西表島、由布島、竹富島、小浜島、波照間島、与那国島」です。

遠征の本数が減る代わりに増えるのがブルベですが、「ブルベのためにあれこれカスタマイズする」という趣味になっています。ブルベに参加するだけなら、初年度に使った機材をそのまま使えば何も問題ないのですが、「ブルベに参加する」ことそのものはPDCAの「D」の部分であって、ブルベのために費やす時間のうち「D」が占める割合は極わずかです。性格的に「P」「C」「A」が好きなのですが、それらの説明は省きます。

さて、ブルベ仕様の最終形態になったハズのアンティーコですが、必要な荷物をバッグに入れていない状態にも関わらず妙に重く感じます。アタッチメントをステムに無理やり装着しているため、ハンドリングに影響を与えるどころが、バッグが左右に振られる可能性があります。その場合は荷重移動にタイムラグが発生するため、コーナリングの挙動が不安定になってきます。

泊まりならともかく、地元のブルベに参加ならば携帯する荷物は限られます。パナモリORC16で600km走った時は近所を走るような装備でしたので、アンティーコでもそうなるのかもしれませんが、実はヘッドチューブのところにダブルレバーがあることで、パナモリORC16で工夫したことができないのです。

とりあえずフロントバッグを交換してみます。

このバッグも持っていますが。。。


RIXEN&KAUL アレグラ KT817

ブロンプトンで使うのなら見た目もそう悪くないのですが、、どう考えてもアンティーコには似合いそうもありません。


そこで「ダメ元」で諦めが付きそうな小型のバッグを近所のホームセンターで購入(税別1980円なり)。補強版とポンチも。


いちおう生活防水仕様になっています。完全防水というわけではないため、ドシャ降りの中で使う場合はビニール袋が必須となります。

これをアンティーコで使うためにはどうしたら良いのか。「リクセン化」で検索してみればその答えが分かります。

ということで、用意したもの。


RIXEN&KAUL キャディー KR851
BASIL(バジル) クリックフィックス アダプター プレート ブラック 014310

「キャディー KR851」についてはブロンプトンの遠征ネタで使うため、今回はこのままパーツ箱行きです。「バジル クリックフィックス アダプター プレート」が今回のネタの主役です。「RIXEN&KAUL アダプタープレート KM811」の代用品そのものです。「KM811」を使って適当なバッグを簡単にリクセン化されてしまうと、RIXEN&KAULのバッグが売れなくなる可能性が高いため、「KM811」は殆ど市場に出ていません。長期間欠品中になっています。

「クリックフィックスシステムBASILのバスケットやバッグを取り付けられるようにするアダプター」という説明だけしかなく「KM811互換品」とは謳っていません。謳わない理由は大人の事情というやつでしょうか。

さっそく工作して。。。


これが


こうなりました。

さて重量測定


1160g


502g

バッグの重量が半分以下になりました。


見た目が微妙ですが、大きさはちょうど良いようです。


中華ライトをハンドルに戻しましたが、「Edge 500」を右にずらしたことでハンドルの手前位置が使えなくなってしまいました。 ※要検討


走りに影響がないのかジテツウで検証。このバッグを使うことでリア周りがすっきりしています。ただ、走行中は良いのですが、交差点などで停止&発信する時に膝がバッグに当たります。


自転車専用品ではないためか、見た目に違和感があります。平坦区間での安定感が増したような気がしますが、荷物を殆ど入れていないのにも関わらず重さを感じ、ダンシングでふらつくため、この位置にバッグを付けた場合のミニベロはとても不安定な状態になります。輪行もターゲットに入れた日帰りサイクリングに使えそうな装備になったと思いますが、やはりここは“ボツ”ということになりそう。。。



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