荷物が多い自転車撮影旅行のために「モンベル チャチャパック 30」

あれこれと「ブロンプトンの旅」をやってきてひとつひとつ問題解決してきましたが、最後に残された課題が「輪行の時の荷物の運搬」でした。それについては「ブロンプトンのフロント・キャリア・システムで使うことができる背負えるバッグ」があれば解決するため、「モンベル トライパック 30」をカスタマイズすることで多少なりとも解消しました。

→ 2017年2月27日「ブロンプトンで使う背負えるバッグ

ただし、「輪行の時の荷物の運搬」は楽になりましたが、走行時に多少なりとも不具合が起きます。それは、重量バランスがCバッグとは違うためか、キャリアブロックに負荷が掛かっているような挙動を起こすのです。よって「空港からベース基地になる宿までの短い区間だけ荷物満載で走る」という用途限定になります。

わずか1回の使用でお蔵入りさせるには勿体無いため、昨年秋の「京都撮影歩き旅」で使ってみました。


モンベル トライパック 30

【重量】907g
【サイズ】高さ50×幅33×奥行き20cm
【容量】30L

アタッシュケースのような作りをしているため、頑丈さはあるのですが、それが見た目の割に収納力のなさに繋がっています。「京都撮影歩き旅」の時は「EOS 6D MarkII , TAMRON 28-300mm , EF50mmF1.4」と3泊分の着替え類だけでパンパンになりました。見た目が“いかにも”という感じがしないこのバッグは、旅で使うよりは長期出張用途かもしれません。

3月の小笠原遠征にはブロンプトンを使いますが、「荷物をフルに積んで走行」は港から宿までの数キロです。その代わりに移動手段が「船」ゆえの制約があります。「船内の客室に持ち込める荷物は1個まで」となっているため、2017年8月の「船旅+自転車旅」の時に「リュックをブロンプトンに固定したい」を試しました。


→ 2017年8月19日「和田サイクルのブロンプトン専用キャリア

この方法なら走りに影響を与えないため“いつも通り”の「ブロンプトンの旅」を組むことができました。(※ベース基地を作らない)

しかし、必要最低限の荷物しか運搬できないため、撮影機材は「G9X」だけでした。

「バッグは1個だけ」「撮影機材 E-M5 MarkII , レンズ2本 , TX2 , 三脚」「港から宿まで数キロ」「ベース基地があるため走行中の荷物は撮影機材のみ」が小笠原遠征の条件になるため、今回も最適解を模索してポチッしました。


モンベル チャチャパック 30

【重量】1.18kg
【サイズ】高さ65×幅29×奥行き21cm
【容量】30L


自転車のリュックのように背中に密着する側にスペースが作られる工夫がされています。


3Dフィット・ステーを取り出して自分の体形に合わせることも可能です。


ウエストベルトには小物入れポケットがあります。ここに収納するものは、小銭、チケット、小さ目な補給食でしょうか。


蓋部分の表面に大き目なポケットがあります。さっと取り出して使うものはここでしょうか。


蓋部分の裏面にシークレットポケットがあります。鍵を付けておくフックもあるため、取り出すことはないけど無くしたら困るものはここに収納。


外ポケットには雨具かウインドブレーカーを収納。


縦に長いバッグですので、下の荷物の出し入れはこちらからやります。


インナーボックスも綺麗に収まります。ここに「E-M5 MarkII , レンズ2本」を収納。


サイドポケットに三脚を収納。


レインカバーも標準装備です。ホックで固定できるため使用中にカバーが外れる心配はありません。


撮影目的の小笠原遠征ですので、レインカバーを使わないことを祈るばかり。

その他の機能としては「ハイドレーションシステム」にも対応しています。

船を使う時は「モンベル チャチャパック 30」で大丈夫そうですが、飛行機を使う場合はどうなんでしょう。

LCCは使わないためANAとJALを対象に機内持ち込み可能サイズを調べてみると「55cmx40cmx25cm」になっています。「モンベル トライパック 30」なら余裕でクリアですが、「モンベル チャチャパック 30」は高さが少しだけオーバー。それはパンパンに詰め込んだ場合の寸法ですので、ベルトでギュッと締め付ければ高さもクリア。

ということで「一筆書きでひたすら走る」でなく、ベース基地を作る撮影メインの自転車旅なら「モンベル チャチャパック 30」を使っていくことになりそうです。もちろんベース基地に到着次第「撮影」に必要なものだけを携帯リュックに入れ替えます。



関連エントリー