次回の北海道遠征に備えてメンテナンス

以前から調子がイマイチだと感じつつ「こんなものだろう」と使ってきましたが、6月の北海道遠征のスタート直後にブロンプトン初号機に致命的な不具合が発生。

内装ギアのシフトチェンジができない。。。

シフトチェンジができなければ「シングルギア」状態になってしまうわけで、これは荷物満載の遠征において大きなハンデを持つことになります。

スタート直後のアップダウンでシフトレバーをおもいっきり引いてみると、とりあえず「1速」に入ります。レバーを倒すと「2速」に戻りますが、「3速」が使えない状態。幸か不幸かフロントダブル化させたときにフロントを50/34Tの構成にしたため、「2速」は若干軽めの平地用のギア比になっています。「3速」は追い風、下り、そして速く走りたいときに使用するため、「3速」が使えないとなると「2速固定でハムスター走行(ハイケイデンス走行)」に徹することになります。

2速で無理せず走ることになったため、それが連日の170kmオーバーでも筋力が持ちこたえてくれたのは結果オーライともいえます。しかし、緩い下り区間で30km/hで回し切ってしまうため、上りでのタイムロスを下りで全く挽回できないというのは、ギリギリのスケジュールを組んでいる場合は焦ります。

7月の北海道遠征のルートをようやく確定させました。


距離 643km 獲得標高 4077m/3916m

北広島~夕張~日高 137.5km(926m/887m)
日高~襟裳岬 162.3km(847m/886m)
襟裳岬~帯広 157.7km(478m/351m)
帯広~富良野 124km(1180m/1061m)
富良野~美瑛 61.8km(749m/841m)

日本一周AルートとBルートの合流地点が3日目の愛国駅になり、つまり日本一周のゴールでもあります。残りの2日は6月の遠征と同様にオプション扱いとなり、富良野と美瑛の景色を堪能しながらのグランド・フィナーレを迎えます。

最後の最後に機材トラブルによるDNFというわけにはいかないため、ブロンプトン初号機のメンテナンスをします。

まずは、リアタイヤの交換。

リアは4000km程度で交換させるのがちょうどいいのですが、それはあくまでもアタリとハズレの平均値であって、アタリなら5000km超でも問題なく、ハズレなら2000km程度でも使えなくなります。「シュワルベ コジャック 16×1-1/4」はそういうタイヤです。

前々回は16032km、前回は20619km、そして今回は23218kmでの交換となります。約2600kmしか使用していませんが、リタイアできない北海道遠征ですから仕方ありません。遠征では予備タイヤを常に1本携帯していますが、仮に限界までタイヤを使用するのなら2本携帯する必要性があります。

さて、6月の遠征で不具合が起きた内装ギアの件ですが、これはすぐに「犯人はワイヤー」だと分かったので、インナー、アウターとも交換します。


Jagwire(ジャグワイヤー) 2mオリジナルアウターキット シフト用 ホワイト
JAG WIRE(ジャグワイヤー) インナーケーブル シマノ・スラム 1.1×2300mm

ついでに、テンショナー、スプロケット、ホイールなどもクリーニング。

メンテナンス後にノーチェックで遠征に行くわけにはいかないため、近場で試走しておきます。

長いこと「こんなものだろう」と思っていたのは、どうやら本来はそうではないようで、内装ギアのシフトチェンジがスムーズにできるようになりました。ブロンプトン純正のケーブルがもともとショボイのかそれとも劣化が早いのか、「今までの出来の悪い安物自転車並みのシフトチェンジはいったい何だったんだ」と思えてきます。ブロンプトンを使っていて、そう感じる場合はシフトケーブルを交換しましょう。


快調に鞍ヶ池の「あじさいの道」に到着。6月中旬から下旬が見ごろですから、すでに紫陽花は終わっていますね。


そして雨が降るのか降らないのか微妙な中を香嵐渓に到着。さすがに観光客は少なそうです。

復路は3速に入れてペースアップ。

距離65.0km、獲得標高332m、アベレージ23.6km/h、所要時間は3時間でした。

心肺よりも膝に負担を感じるため、ブロンプトンでこのペースはキツイです。結局のところブロンプトンで速く走ろうとすると、膝に負担を掛けることになるようです。



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