注文しておいた「TOGS(トグス)」が届いたため仕上に取り掛かります。単なるプラスチックの小さなパーツの「TOGS(トグス)」ですが、価格はなんと驚きの3690円もします。見た目だけで判断すると500円くらいかと思えてきます。大手メーカーが大量に生産すれば500円も可能かもしれませんが、超ニッチなパーツだけに高額になってしまうのは仕方ありません。3Dプリンタを持っている人なら自作できそうです。
さっそく組み込んでみました。このように親指をひっかけて使うことでグリップを強く握る必要がなくなり、手をグリップの上に携えて走るような感じになります。「TOGS(トグス)」があることで、段差越えとか急ブレーキの時に手が前方に滑るということもなくなり、フラットバーでも手首に負担を掛けることなく走ることができます。この小さな角を付けるだけで快適になるのですから、なかなかのアイデア商品だと思います。
「TOGS(トグス)」は8色ありますが、あえて赤色にしてみました。ROMAのカスタマイズの時に気が付いたのですが、チェレステに組み合わせるのなら「赤」が似合います。
キャットアイのベルを購入。フロントライトとセットでハンドルに留めることができるため、省スペースというわけです。
ようやく「ニローネフラットバー」が完成しました。
クランクセットは「FC-5750-S」です。もともとパナモリORC16の標準品。シャカシャカと真剣に走るつもりはないため、チェーンリングは50/34Tのままです。
RDはアンティーコのカスタマイズで使っていた「RD-5700-SS-S」です。初期型ですので30Tに対応していません。
ブレーキはニローネの標準品「BR-6700」です。フェニックスに移設したものを戻したことになります。
ブレーキレバーはブロンプトンで使っていたダイアコンペの「SS6」です。シフターはROMAの標準品「TIAGRA SL-4600」です。ハンドルとステムはアンティーコのカスタマイズで使っていた「バズーカ ストレートアルミ」と「ビーム XOMアジャスト ステム 角度可変モデル シルバー/110mm」です。
サドルはブロンプトンで使っていたフィジークの「アリアンテ」です。シートポストはニローネの標準品です。※型名不明
ホイールはロングライドで酷使してヘタッた「WH7900-C24-CL」を再利用します。
タイヤも再利用のためリアは「GP4000S」でフロントは「PRO4SC」です。
以上の構成でLupoDで走ったコースをトレースしてみました。ニローネフラットバーとジテツウ仕様のLupoDとの重量差は約5kgあります。ニローネフラットバーならそれはそれは快適すぎて感動を覚えるだろう…
と思っていたのですが、なんだか進みません。さすがに軽さが活きて短いアップダウンは脚への負担を掛けることなくクリアできますが、平坦区間の軽快さがありません。妙にトルクが逃げる感じがします。
具体的な数値としては、距離45.4km、獲得標高222m、アベレージ25.6km/hでした。 LupoDが24.6km/hだったため、この結果には納得できません。ハンドル幅をアンティーコに合わせてカットしたハンドルであるため、フラットバーロードで使うには狭すぎるのかもしれません。実際、走行中に「ちょっと狭いな」と感じていました。さらに向かい風区間も絶対的に不利なため、多少なりとも影響しているかもしれません。
ジテツウで「トルクを掛けて走る」トレーニングを続けていたため、以前のように高回転走行をしているわけではなく、「回すよりもトルクを掛けて進む」ようなセッティングが今ならエンジンに合っているかもしれません。
ということで「改善編」に続きます。