ろんぐらいだぁす10巻「COAST TO COAST編 ゴール」

2年ぶりの新刊です。


ろんぐらいだぁす10巻

8巻から始まった「COAST TO COAST編」がついにゴールを迎えます。しかし、9巻から2年経っているため、いきなり10巻を読むのではなく、8巻の「COAST TO COAST編」のスタートから読むことをお勧めします。

物語の主人公である亜美は自転車を始めて僅か1年ちょっと。その亜美が江の島から直江津までの約360kmを走りきるお話です。さすがにいっきに360km走るというわけではなく途中で1泊します。その辺も現実路線でありますが、やはり体力勝負の趣味だと“若さ”は最大の武器だなと改めて思い知らされます。

四十半ばで自転車遊びを始めた私の場合、200km走るようになるまでに結構な月日を要しました。ミニベロ16で2008年11月から始めて、ブロンプトンでブルベの200km、300km、400km、600kmを走るまでになったのが2014年です。そのタイミングで過酷な「ブロンプトンで日本一周」も完了させることができましたが、そこが脚力、体力、精神力のピークでした。あとは全て落ちていくだけです。

「COAST TO COAST編」で亜美は大きく成長したわけですが、亜美に刺激されて始めたお友達の向上心のお話、そして亜美の妹のステップアップのお話と続きます。

ロードバイクのブームは随分前に終わっていますが、ブームに影響されずに「自転車も楽しそう。そろそろ始めようかな」という人には、この“ステップアップ”していくお話は良い刺激になるかもしれません。



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