廃線探訪第一弾はそこそこの距離があったためブロンプトンを使いましたが、第二弾は20km程度ですので、CarryMe(キャリーミー)を使います。
駅を基点にぐるっと観光地をぶらぶらする用途で購入したCarryMe(キャリーミー)の使い勝手の再確認を兼ねます。
いつもなら自走でぐるっと走ってしまう範疇ですが、CarryMe(キャリーミー)ならではの「短い距離でも輪行」を実行です。
ブロンプトンなら先頭車両のこのスペースに置くのが定番ですが、CarryMe(キャリーミー)ならさらに床の占有面積が少ないです。しかし、縦長ゆえに揺れに揺れる三河線では倒れてしまうため、座席に座って膝前に置いて手で支えます。
三河線も碧南に近づくと貸し切り状態です。
終点の碧南駅に到着。ここまでの乗客は数人だったようです。
この先が、廃線になった区間です。
さて、三河線の海線「碧南~吉良吉田」の廃線探訪スタートです。時刻は8時30分。
山線側は終点の猿投駅より少し先まで線路が残っていますが、海線側は碧南駅でバシッと打ち止めです。
廃線跡は「碧南レールパーク」という立派な公園に生まれ変わっています。レール跡をペンキで表して、なかなか凝った演出です。
鉄道マニアが好きそうなアイテムも展示されています。
「碧南レールパーク」って実は公園じゃないようです。これは!!
玉津浦広場(玉津浦駅跡地)は駅を演出
棚尾広場(棚尾駅跡地)も凝った作りです
三河旭広場(三河旭駅跡地)が見えてきました。昔はこんな感じにレールがあったんだよという演出。
ここが終点。最後の最後にレールがあります。日本中のあちこちで廃線跡をサイクリングロードに転用しているところを見てきましたが、ここまで立派に再利用している碧南市はすごいことです。
「碧南レールパーク」の終点から先の廃線跡は目印すらないため全く分かりません。
川を渡って西尾市側は廃線跡すら無かったことにしたいようです。
既に住宅地として売り出されています。
かなり進むとそれっぽい廃線跡が見つかりました。
もう少し先に行くと「再利用すれば良いのに」という区間があります。
振り向くと「これが例のあれか」という残骸があります。
21億円も使って作られた寺津高架橋は廃線になったことで今となっては遺物です。解体するのも莫大な費用が掛かるため永久に放置でしょうか。それにしても勿体ない。
寺津高架橋から先はさらに複雑でトレース不可能です。適当に走ると、なぜかお気に入りの堤防道路に出ています。線路が川を渡っていたならば何かしらの残骸があるはず。
堤防道路を走りながら周りを注意深く観察すると「これは!」という雰囲気がするものが現れます。
空地になっている廃線跡を利用してメガソーラーが作られています。これは吉良吉田駅の近くまで続いています。
せっかくですから、海まで走りました。こんな風に写真を撮れるのもCarryMe(キャリーミー)ならでは。
11時5分ごろに吉良吉田駅到着。
CarryMe(キャリーミー)で実際に試したかったことがこれです。CarryMe(キャリーミー)なら列車の網棚に普通に載せることができます。
駅を基点にぶらぶら自転車を使うほどでもないけど歩くには遠い。という場合に、CarryMe(キャリーミー)が活躍しそうです。
ブロンプトンを使う場合でもそれなりに準備が必要ですが、「今日は歩きで良いか」という家を出る直前に「やっぱりCarryMe(キャリーミー)を持っていこう」とできる点は今までにない遊びを楽しめます。