ブロンプトンで九州平定を完了

2014年11月21日~25日

9月の中国、10月の北関東の遠征については「世界遺産」をコンプリートさせるため、メインの目的地だけは年間計画に含まれていました。あれこれ欲張ってオプションを追加したため、両者ともギリギリまでルート設定に悩みましたが、メインの目的地を変えるようなことには至っていません。

さて、残る「世界遺産」は小笠原諸島のみとなりました。小笠原諸島については来年の2月または3月を予定しているため、その他については全くの白紙状態にあります。

しかし、日本地図を眺めるたびに「あーでもないこーでもない」と妄想が膨らみます。100名城を80箇所クリアさせているだけに、コンプリートさせたいという思いが日に日に強くなっていきます。

11月の3連休で関西の100名城をコンプリートさせようかと検討しましたが、どうせなら大河ドラマ「黒田官兵衛」の放送期間中に「黒田官兵衛ゆかりの地」を訪問しておきたいところ。ということで行き先は九州。

九州地区の100名城は残り3つ。大野城跡、吉野ヶ里遺跡、名護屋城を訪れるだけなら1泊2日で十分ですが、わざわざ九州まで行くのに1泊2日ではもったいない。オプションを追加して2泊3日にしたいところでしたが、福岡市で大きなイベントが3連休中にあるようで周辺地区も含めて宿が全く空いていません。となれば初日は福岡から離れてぐるっと周り、最終日に名護屋城から福岡市に戻るルート設定をすれば福岡市近辺の宿を確保する必要はありません。

さて、オプションをいかに設定するか。

まずは阿蘇が第一候補。「福岡空港→日田(泊)→阿蘇→熊本(泊)」の予定を立てると、なぜか熊本市内の宿も空いていません。とりあえず日田市と熊本空港近辺の宿を確保。3日目は「熊本→佐賀」を走り唐津まではJRで移動。そして4日目は「唐津→名護屋城→唐津→福岡空港」というルート設定にしてみましたが、11月22日と11月24日のフライトの確保ができないため、21~24日または22~25日という3泊4日の日程組みは不可能。もちろん22~24日の3連休そのものは当初から諦めていましたが。

とりあえず21日と25日のフライトを確保して、ルート設定は白紙に戻します。

日本一周ルートを改めて眺めてみると、立ち寄りたいところを極力含めつつも遠回りにならないようなルートになっています。あくまでも「自分ルール」ですからそれで良いのですが、なんとなく省略しているような雰囲気を感じます。

あれこれ欲張ると4泊5日に収まらなくなり、当初の目的である100名城に立ち寄れなくなってしまう。そこで、阿蘇には夏と晩秋に訪問しているため、次回はもう少し違う季節に訪問するとして、阿蘇の代わりに天草。

「佐賀→島原→天草→熊本→佐賀」で2泊3日。このルートの最大の難関は夕方の便で天草に渡って宿泊できることとなります。もちろん宿泊地は天草の本渡ではありません。天草に行く理由が「大江教会」と「﨑津教会」ですので、島の西側の宿を確保する必要がありますが、夜間走行NGルールのため、宿泊地は非常に限られます。実質1箇所のみ。出発1週間前の時点では部屋の空きがない。複数の代替案を組んでみて、様子見。

出発の4日前の11月17日になって狙っていた宿をチェック。なんと運が良いことに22日に空きがあり、即行で確保。そして21日と23日の宿も確保して、ようやく4泊5日のざっくりとしたルート設定が完了。オプションの増減で日々の走行距離は±10kmほど変動しますが、そのくらいの変動で抑えられるようにしておくことが大切。

フライトの確保が11月1日、宿の確保が11月17日というギリギリの段取りとなった11月の遠征ですが、九州地区の100名城をコンプリート、天草四郎の像をコンプリート、日本三大稲荷をコンプリート、黒田官兵衛ゆかりの地を訪問、世界遺産に認定されるかもしれない炭鉱跡地を訪問、などなど盛りだくさんの遠征となります。


201411九州1
201411九州2
201411九州3


名鉄電車で新安城から名鉄名古屋駅へ
空港バスで名古屋駅前から小牧空港へ
そしてFDAで名古屋小牧空港から福岡空港へ移動。

9時20分、福岡空港をスタート。さっそく福岡市内の交通量の多さに閉口。

遠征初日の立ち寄りポイント

○大宰府跡
○大野城跡 ※100名城
○太宰府天満宮
○秋月城跡
○秋月城下町 散策
○吉野ヶ里遺跡 ※100名城
○佐賀城跡 ※日本一周ルートに接続

17時24分、久保田駅近くの宿に到着。

走行距離:107.3km 獲得標高:714m


7時3分、宿をスタート。

遠征二日目の立ち寄りポイント

○祐徳稲荷神社 ※日本三大稲荷
○諫早湾水門 ※残念ながら工事中のため近づくことすらできず
○雲仙鉄道(愛野駅~北野)廃線跡 ※普通の生活道路になっています

島鉄フェリーで島原から天草へ

○天草市五和町鬼池港 四郎像
○富岡城

富岡のホテル前で綺麗な夕陽を眺めてからチェックイン。(17時18分)

走行距離:150.0km 獲得標高:780m

雲仙鉄道(愛野駅~北野)廃線跡を除くと佐賀の久保田駅から島原の口之津港まで交通量が全般的に多く、心身ともに疲れた1日でした。


7時38分、宿をスタート。

遠征三日目の立ち寄りポイント

○妙見浦
○大江教会
○﨑津教会
○祇園橋(国指定重要文化財)
○城山公園(殉教公園)四郎像
○上天草市松島町パールセンター 四郎像
○天草四郎公園 四郎像
○藍のあまくさ村 四郎像

17時7分、宇土駅近くの宿に到着。

走行距離:155.8km 獲得標高:1319m

富岡の宿から﨑津教会までの区間は交通量が少なく快適でしたが、そこから本渡までの区間、さらに三角までの区間の交通量が多く、3日連続で疲れます。特に天草五橋の区間の交通量の多さは嫌になってきます。


7時14分、宿をスタート。

遠征四日目の立ち寄りポイント

○熊本城 ※清正公像
○本妙寺 ※清正公立像
○田原坂資料館
○三池炭鉱跡散策
○柳川散策
○佐賀城跡

これで「佐賀→島原→天草→熊本→佐賀」のようにぐるっと一周したことになります。

佐賀駅から唐津駅へ移動。
佐賀駅直前の信号地獄に捕まり、列車に乗り込んだのは発車10秒前でした。

唐津駅から虹の松原の宿まで自走。17時20分、チェックイン。

走行距離:116.7km 獲得標高:685m

今回の遠征では、3連休が理由とは思えないほど妙に交通量の多さを感じます。


7時53分、宿をスタート。

遠征五日目の立ち寄りポイント

夜中の豪雨で目覚めてしまい寝不足気味状態。

幸いにも雨が止んでも1日の殆どを強風に苦しむことに。

○名護屋城 ※100名城
○福岡城跡 ※日本一周ルートに接続
○福岡藩主黒田家墓所(崇福寺)

16時49分、福岡空港に到着。往路の逆順で帰宅。

福岡城の手前20kmころから非常に交通量が多く、路側帯も狭いため精神的に疲れました。

交通費 : 29,610円
宿泊費 : 26,782円
観光 : 930円
食事、おやつ、ドリンク : 9,256円
土産 : 2,160円

合計 : 68,738円

レポート
九州平定「祐徳稲荷神社と雲仙鉄道廃線跡」
九州平定「西南戦争激戦地『田原坂』と世界遺産候補地『三池炭鉱跡』」


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