春には本格的な遠征を計画していますが、その前に、ブロンプトンでの走行に慣れることとスムーズに輪行をするためのノウハウ作りのために数回近場で試すことにしました。
その第一弾として「蒲郡~豊川」を雪が降りそうな寒空の下、敢行しました。
いきなり躓くのも辛いので、まずは愛知環状鉄道の三河上郷まで家族の車で送ってもらいました。
空いている愛知環状鉄道なら輪行も遠慮なくできそうです。
愛知環状鉄道の車両は扉付近に比較的スペースがありそうです。これなら先頭車両とか最後尾車両という制約を受けなくてもよさそう。
岡崎駅でJR東海道線に乗り換えです。ここでは手堅く先頭車両を選択しましたが、やはりそれが正解のようです。
先頭車両の楽しみといったら運転士さん目線での景色でしょうか。これは結構楽しいものです。
あっという間に蒲郡駅に到着。今日はここから自転車で走ります。
ところが走り始めてガッカリなことが判明。なんとサイクルメーターが機能しません。ワイヤレスタイプだから余計ややこしいです。本体側は特に問題なさそうですが、センサー側の故障なのでしょうか。ブロンプトンでは速度を気にする必要はないため、サイクルメーターが無くても困りませんが、走行距離は…
世界一周「エリカ号」です。昭和61年4月13日蒲郡港に帰還。
さて、最初の目的地「竹島」です。ただでさえ寒いのに海岸はもっと寒いです。お陰でこの景色を独占状態。
橋を渡ってみます。
シルエット風に撮ってみました。
竹島名物のカモメさん。
慌しく飛び回っている理由は、数人のシニアカメラマンが某演出の写真を撮るためにあることをしているからです。詳しくは語りませんが、どうなんでしょうね。
竹島からラグーナまで、ずっと海沿いを走ることができます。春になったらもう一度走ってみたいコース。
寂しそうに停泊しているヨットたち。
さて、予定ではここから豊川稲荷へ移動することになっていますが、それほど距離があるわけではないため、“運動”を兼ねて寄り道することにしました。寄り道とは「東三河ふるさと公園」と「御油の松並木」です。
すんなり国道一号線に向うのは面白くないため、自転車らしく田舎道を使ったルートを探ってみましたが、迷子になっただけでした。なんとかチェックポイントになりそうな御津神社にたどり着きましたが、実はこの後も迷子に…
国道一号線まで出てから「東三河ふるさと公園」に到着。結局、近道は無かったということのようです。
「寒ツバキ」が見頃になっています。
修景庭園
「御油の松並木」に到着。
現在「松並木」の入口から出口まで全て道路工事中です。自転車なら通れそうだったので慎重に走ってみました。
ここが終点。
松を眺めながらのんびり戻ります。
既に時刻は正午。めぼしい食事処もないため、スーパーで食料を調達して、川辺で休憩タイム。走り始めの時は輪行袋をバッグに入れて背負っていましたが、それすら重く感じたため、途中でブロンプトンのハンドル下にくくりつけてあります。ブロンプトンのハンドル下のスペースは案外活用できそうですね。
ここから気合を入れて豊川稲荷に向います。北西からの強い風が吹いていますが、実はそれが狙いです。国府から豊川までは東へ向うことになるため“追い風”です。ブロンプトンで車道をガンガン走り続けることができる唯一の方法かもしれません。通常はハイギアは重すぎて使えないのですが、“追い風”という手助けがあれば「ミニベロ16ロード」並みの速度を出せますね。ということで、ハイギアを使えたのは“追い風”を利用して車道を走っている時だけでした。
あっという間に「豊川稲荷」に到着。
猿回し。
ここからは「豊川稲荷」の写真をいくつか並べておきます。
おみくじ「吉」でした。
この時期でもまだまだ参拝客が多い「豊川稲荷」ですが、人の流れはいいので境内は比較的空いています。境内外のお土産を売っている通りは結構混んでいますが…
さて、帰路は名鉄電車を使います。これにも理由があって、名鉄の車両でも始発駅からなら輪行もしやすいのではと考えたからです。
乗るのを一本遅らせて、乗客が殆ど乗っていない状態で、荷物置き場を探してみましたが、やはり殆どありません。ドア付近がこのようなシートになっている場合ならブロンプトンをなんとか置けそうです。名鉄の車両は種類が多いので、輪行に使える車両の調査が必要かもしれませんね。
8時20分自宅を出発、そして帰宅が午後4時30分という一日掛かりの初ブロンプトン輪行でした。(走行距離は帰宅後に「Google map」で調べてみたところ約36km)
初乗りの時に“走りにくい”と感じていたブロンプトンですが、どうやら“走り方”が違うようです。「ミニベロ16ロード」に慣れているため、ついついその感覚を求めてしまっていましたが、ブロンプトンの場合はママチャリの様な乗り方をすればそれほど疲れないようです。“土踏まず”の辺りでペダルを押し付けるように漕ぐ雰囲気。回転じゃなくて踏むような感覚。ゆえに長距離をある程度の速度で巡航するのには向いていない代わりに、短距離をぶらぶらするのなら、それほど疲れないのかもしれません。まあそういう自転車だということかもしれませんね。(ママチャリの乗り方をすれば、踵も当たらなくなりました)
フォールディングバイク用キャリーバッグを手に入れてから2週間経過していましたが、その間どうしても実行する気になれなかった理由は肩から下げるには“約12kg”の鉄の塊は重過ぎるからです。
そこで肩から下げずに運ぶ方法を考えてみました。
まずは、写真のように結束ベルトでガッチリ固め、ファスナーを少し空けておきます。運ぶ時は手を突っ込んでサドルの少し前のフレームを握り持ち上げます。この方法ならなんとか運ぶことができますが、それでも200mくらい歩くと疲れます。