「WH-7900-C50-CL」でロングライドとヒルクライム

勢いで「富士チャレ」対策で購入した「WH-7900-C50-CL」ですが、当然ながら「平地巡航」にも役に立ちます。というよりも、ある程度の速度域の巡航をもっと楽にしたいという思いは以前からあったため、あくまでも「富士チャレ」は切っ掛けにすぎません。

ということで、本日が「WH-7900-C50-CL」のシェイクダウンとなるわけですが、近場の矢作川などの堤防道路を速く走れても当たり前すぎて面白くありません。そこで、あえて「WH-7900-C50-CLをロングライドで使えるのか」と「WH-7900-C50-CLをヒルクライムで使えるのか」を試してみます。両者とも「WH-7900-C50-CL」には適していないステージであることは承知の上のチャレンジです。しょせんは趣味ですから。

本日の走行ルート → 二之瀬越往復

自宅を6時スタート。かわら美術館で剛脚集団の「めばるーず」と合流。本日のルートは二転三転しましたが、「二之瀬越」往復コースと決まりました。

まずは、めばるさん先導で有松まで北上しますが、いきなり“ウォーミングアップ”という名の高速走行です。しかし、序盤ですから、いつもよりは優しい走りだったのか、なんとかついていくことはできました。「C50」はある程度まで速度を高めると、あとは勝手にホイールが回ってくれるような感覚になり、妙に楽しかった…。

というのは序盤だけで、名古屋エリアのストップ&ゴーの区間に入ると平地番長の鬼のようなインターバルトレーニングが始まり、「二之瀬越」に到着する前に脚が終わってしまいます。とにかく「C50」は回して加速するというのは苦手なホイールですから、トルクを掛けて加速していくしかありません。スタートダッシュがどうしても遅れるため、剛脚集団から遅れてしまいます。35km/hオーバー、さらに踏み続けてなんとか40km/hを超えると信号ストップ。この繰り返しですから泣けてきます。ちなみに50km/hオーバーになった区間もあります。もう勘弁して欲しいです。

「二之瀬越」のスタート地点までの距離はまだ36kmもあるのに、すでにヘロヘロ状態です。朝食分のカロリーを消費されてしまって、この先どうなることやらと思っていると、なんだか予定ルートを外れて集団がどこかへ向っている。

辿り着いたところは、蟹江町のパン屋

いろんなパンがあって悩みましたが、今の売りが「明太子」のような雰囲気だったので、「明太子フランス(273円)」と「明太子パン(189円)」をいただきました。しばらくまったりと過ごした後、「二之瀬越」目指してリスタート。

長島町から北上する堤防道路の19kmが高速巡航ステージになっていて、ようやく「C50」が役に立つ時がきました。木曽三川公園までの前半区間は、向い風の中をアベレージ37.2km/h。「C24」ではさっさと千切れてしまうところをなんとか食らい付いていけたのは「C50」のお陰です。とくに列車が分断されてしまった時に、気合を入れて追いかけた時にディープリムホイールらしい「音」をさせながら走るとテンションも高まります。この時の心拍数は驚きの184bpm。ちなみに平地でここまで高めたことはありません。後半区間は剛脚さんたちが「二之瀬越」のために温存モードに入ったのか31.5km/h。

「二之瀬越」の手前のコンビニでカフェイン注入。気合を入れて走る時は「カフェイン」が良いらしいことを最近知ったので、今日は自宅スタート直前とヒルクライム直前に摂取。

さてさて「WH-7900-C50-CLでヒルクライム」という無謀なことに挑戦。さらに今日は「平地限定」という予定だったため、リアスプロケットは「12-23T」です。つまりは、「重いディープリムホイール+平地用ギア」という明らかに場違いなセッティングで「二之瀬越」を上るわけで、正直言って途中でギブアップするかもしれないと思えたほどです。

昨年のタイムは“30分9秒”でしたが、今年は“28分2秒”。昨年より重いホイール、平地用のギアというハンディがありながらもタイムは向上。「これはブロンプトンと同じだな~」と上りながら思ったものです。平地用のセッティングですからそう思えたのも仕方がありません。

上りのベンチマークによると昨年より8%向上しているため、「C24+11-28T」なら“27分44秒”のハズ。「C50+12-23T」で“28分2秒”というのは「あれ?」となりますが、実は単純に心拍数の違いです。昨年は峠を3本上る必要があったため、心拍数は低めで、今回は1本だけですから、それなりに頑張っただけのことです。

この後は、桑名の「はまぐり丼」を予定していましたが、諸事情で津島市内に向かうことになったため、王将でとっても遅めの昼食タイム。日替わりランチでガッツリ補給。

「食後は、のんびり走るのかな~」と思ったものの、なぜか名古屋エリアに入ると、復路も平地番長のインターバルトレーニングが再び始まり………。もうクタクタになりました。

本日のデータ
走行距離: 189.8km
高度上昇値: 911m
平均速度: 26.3km/h
平均心拍: 139bpm
平均バイクケイデンス: 83rpm

6時スタート、17時35分ゴール。

というわけで…

「WH-7900-C50-CLをロングライドで使えるのか」は「使えます」です。無茶な加速をしなければ脚への負担はそれほどありません。じわじわと35km/h程度までひっばると、そこからは「C24」とは比較にならないほど楽に走れます。当然かもしれませんが。

「WH-7900-C50-CLをヒルクライムで使えるのか」は「使えます」です。重いといっても廉価版ホイールに比べたら軽いわけですから、おまけのホイールから買い換えるのなら上りも楽になるハズです。剛性が高いため、トルクを掛けてガンガン上る人に向いています。しかし、クルクル回して上る人には苦痛になるかもしれません。今日は「12-23T」を使ったため勾配8%を超えると大半はダンシングを使うことになりましたが、「11-28T」ならシッティングで多少なりとも休めます。

「『C50 + 11-28T』ならヒルクライムありのロングライドも十分にいけるなぁ」というのが今日の感想です。といっても一日中「山間地」を走るのならば「C24 + 11-28T」を使いますが。



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