7月は山間地拡大コース(約34km)を走り、「上り区間」のタイムを測定していましたが、日によってバラつきがありました。その理由としては、上り区間までに「幹線道路区間」「堤防道路区間」があり、それぞれ18~19分ほど要しているため、上り区間までの疲労度が影響しているのかと思っていました。
8月は峠コースをアレンジして激坂(勾配10%超)を加えたルートを走っています。「幹線道路区間」は全く同じで、「堤防道路区間」をバッサリとカットして、いきなり「激坂区間」に突入します。激坂の後の下りでのタイム差が出ないように、なるべく惰性で下ることにしているため、日々のタイム差は「上り」だけになります。
先週に比べて今週の「上り区間」のタイムが非常に悪いため、先日の遠征の疲れが原因かと思い込んでいましたが、7月のデータを改めてチェックしてみると、「遠征」だけが原因とは思えない数値を示しています。もしかしたら…
ジテツウトレーニングで使用している自転車は「ビアンキLupoD」です。なんだかんだで車重は13kg超(タイヤは700x28c)。さらに荷物が3kg超。これでジテツウトレーニングとして山間地を走っているため、1年前に比べて随分とトルクアップしています。重い自転車で上るトレーニングは効果が出やすいと言えます。
さて、「上り区間」のタイムの比較ですが、昨日の「32分27秒」に対して今朝はなんと「30分32秒」。もちろん、自転車も荷物も同じ状態。
違うのは「睡眠時間」だけ。
昨日と今日の「上り区間」のデータを比較してみます。
どのあたりでタイム差が出るのだろうか。単純に考えると「急坂」「激坂」だと思えるのですが、実はそこではないようです。圧倒的な差が出ているのは「勾配1~3%の緩い上り区間」のようです。「激坂」だと頑張るしかないため、短距離ならば寝不足だろうが気合でなんとか乗り切れますが、だらだらと続く緩い上りでは気合など入るわけがなく、坦々と走るだけです。つまり「頑張らない負荷(ムリしない負荷)」の基準が「睡眠時間」で相当変わってしまうようです。
ジテツウの時は心拍計を使っていないため、「睡眠不足の時は心拍数がかなり低いところで走っている」という憶測でしかないのですが、睡眠時間というものは走りに影響を与えることは間違いないようです。ちなみに、あまりにも睡眠時間が少ない場合は、頑張る気力すら出ません。
今回比較した睡眠時間ですが、「6時間」と「8時間」でした。
7月の時はジテツウトレーニングに加えて3本ローラーもやっていたため、睡眠時間は少なくとも「7時間30分」は必要でした。
結局のところ、真面目にトレーニングするのならば「いかにして睡眠時間を確保するのか」が重要かもしれません。