ウニウニ動く「MORGAW SADDLE(モーガウサドル)」

今年の5月に「これはもしかしたら!」と思いつきで購入したサドルがあります。注文後に自転車NG期間に入ってしまいましたが、ようやくロードバイクにも乗れるようになってきたため、この怪しいサドルを試すことができます。

その怪しいサドルとは…


MORGAW SADDLE TRIAN ENDURO ALLOY Rail

サドルの形状は3種類
・Road向け FORSAGE
・MTB XC/マラソン向け TRIAN MTB
・ENDURO/DH向け TRIAN ENDURO

レールは2種類
・ALLOY Rail
・CARBON Rail

ショックアブソーバーは3種類
・ソフト (推奨体重:40~70㎏)
・ミディアム(70~85kg)
・ハード (85~100㎏)

そしてカラーアルミボルトが10種類あるため、自分好みの組み合わせを楽しむことができます。ただし、パーツを組み合わせて購入するわけではなく、標準品を購入してパーツ替えをすることになるため、余分な出費になります。

ダメ元で実物を見ずに買うというのはよくありますが、さてこれはどうなんでしょうか。ロード向けというやつはLupoDの標準のサドルと殆ど同じ形をしていて、なんだか安っぽい感じがするため、エンデューロ向けにしてみました。

詳しいことは下記の記事を参照
MORGAW ~ サドル・エボリューション、進化したサスペンションサドル、上下左右に動き、軽量でレール交換も可能な新システム登場

理屈的にはとても素晴らしいサドルに思えます。しかし、自分のお尻に合えばという絶対条件付きであることは間違いありません。ゆえにこれも“ダメ元”となるのです。


まずはショックアブソーバーを「ソフト」タイプに交換します。


実測で231g。カタログ値より11g重い。


フェニックスに装着。それにしても見た目が地味すぎますね。3000円くらいのサドルに見えます。


柔らかいショックアブソーバーに交換すると、少し押すだけでウニウニと動きます。これならペダリングも軽やかになるはず…


ということで、暑い中をいつものコースでベンチマーク。

交通量が少ない堤防道路なら外圧がなく集中することができるため、サドルの効果がどうなのか分かるかと思ったのですが、さっぱり分かりません。印象としては単なる安いサドル。

このショックアブソーバーは構造的に路面からの振動を吸収してくれるものではありません。踏み込んだ時に踏み込んだ側のサドルが下がるようになっているため、お尻への負担が減るようになっています。しかしながら、実走ではさっぱり分かりません。

50kmほど走るとお尻が痛み始めて、立ちこぎを併用する必要が出てきました。これではアリアンテVSと殆ど同じです。

距離75.5km、獲得標高185m、アベレージ26.6km/h。暑さとお尻の痛みでペースダウンしても、やはりロードバイクは速い。

翌日…

リラックスポジションすぎるのが原因かもしれないため、ポジションを少し修正します。


左:長さが70mmで角度が6度
右:長さが90mmで角度が17度


ハンドルを少し遠く、少し低くという修正です。17度のステムはパナモリのようにホリゾンタルフレームには似合いますが、スローピングフレームにはちょっと似合いませんね。フェニックスは弱いスローピングですからまだマシですが…


ということで、ジテツウコースでベンチマーク。

ジテツウコースのアベレージは26.2km/h。これはROMA(改)より2km/hほど速いです。気分が高まったため、このまま山間地トレーニングコースに突入。。。

でしたが、お尻の痛みに耐えられなくなりギブアップ。

距離56.3km、獲得標高346m、アベレージ26.1km/h。


モーガウサドルを実戦投入することなくアリアンテに戻しました。

今のところアリアンテしか合わない私のお尻でした。



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