勾配3%くらいの下りで40km/h程度で走るにはディープリムホイールは気持ちよく走らせてくれますが、平坦区間で35km/hも出せない今の状態では「惰性で進むのが楽」程度の役割しかありません。以前なら剛性を活かしてダンシングでガシガシ上っていましたが、それも今となっては膝に負担が掛かるため「必要に迫られて」という場合を除けばダンシングを封印しています。
膝痛とは無縁だったころなら「WH-7900-C50-CL」を活かすような走りが多少なりともできていたかもしれませんが、現在は少し無理すると膝回りのいたるところに痛みが出るため、「WH-7900-C50-CL」は“無用の長物”となってしまいました。
「WH-7900-C50-CL」と「WH-7900-C24-CL」の重量差は前後合わせて267gあります。“ディープ”に該当する箇所が267gということになるため、単純に上りがきつくなります。C50は前後合わせて1662g(QRとリムテープ含まず)ですから、むちゃくちゃ重いわけではありませんが、C24と比べて外周部で267gの重量差は結構大きいです。
名古屋ブルベの高山コースを走った時は役に立ったC50ですが、富山コースで使うのはムリと判断。かといって使うのに不安があるC24は精神的に疲れます。
ということでホイールを物色する日々が少し続いたわけですが、フレーム(フェニックス)、クランクセット(6800)、ブレーキ(9000)と出費が続いているため、悩みどころ。
まずはおさらい。
タイヤ(PRO4SC)、チューブ、リムテープ、QR、スプロケット(12-30T)を含む
リア 1.56kg
フロント 1.10kg
タイヤ(グラベルキング23C)、チューブ、リムテープ、QR、スプロケット(12-30T)を含む
リア 1.45kg
フロント 0.94kg
ついでに今日届いたパーツの組みつけもします。
3T シートポスト STYLUS 0 TEAM Φ31.6mm 280mm
実測で206g
ニローネの標準品もカーボンですが、276gあります。長さが違うため、寸法を合わせた場合にどのくらいの重量になるのかは分かりません。
軽量化だけのために交換するわけではありません。
激坂遊びをしていた時期は“前乗り”にするためにサドルを一番前まで出していましたが、激坂遊びを卒業してからはサドルを標準の位置に戻して平地用のポジションで走ってきました。
しかし、今シーズンのブルベは妙に上りが多すぎるコースが設定されているため、ポジションを見直す必要が出てきました。
ということで、アンティーコでも試した「セットバック:0mm」のシートポストです。
“前乗り”ポジションにする場合はシートポストを交換すれば良いというわけではなく、前に出す分だけステムを長くする必要がありますが、3Tのステムを買い直すのは痛い出費となります。
ポジションが変わらない位置にサドルをセットすると後ろすぎて、固定ラインを超えてしまいます。
できれば15mm前に出したいのですが、それではハンドルが近すぎるため5mmだけ前に出しておきます。
パナモリORC16には20mm長い3Tのステムを使っているため、それと交換するのもありですが、今までより20mm前に持ってくるのは前乗り過ぎるような気がするので少し様子見です。
さて、C50を使うのをやめて何を使うのか。
パナモリORC16でブルベを走るために購入した「tradizione ZERO」です。クラシカルなフレームに似合うホイールですので、フェニックスに使うのはどうかと思いましたが、まずはこのホイールで名古屋600と中部400を乗り切る予定です。