ヒルクライム祭りin奥浜名湖

ヒルクライムゲームの愛知県編もそろそろコンプリートに近づいているため、静岡編に挑むことにしました。静岡編には富士山と箱根という大物が控えていますが、まずは西側から責めていきます。

コースメニューとしては、前菜で「滝沢展望台」、メインディッシュ「奥浜名湖スカイライン(尉ヶ峰林道)」、デザートで愛知県編の「国道301号新城~作手(十二支坂?)」です。余裕があればオレンジロードも走りたかったのですが…

本日のコース


作手の道の駅まで車で来ました。ここまで自走しようとすると、それだけで往復で約91kmも余分に走る必要があるので、今日のコース設定では完全自走はムリです。道の駅を8時出発。


まずは国道301号を南下します。ここからが激坂の下りです。つまり復路で激坂を上ることになります…


復路では写真を撮れないため、今日も下りながら写真を撮っていきました。写真では分かり辛いのですが、麓に見えるのが新城市です。あそこまでいっきに下るのですから、帰りは大変かも。


坂を下り終わり、県道69号(豊橋鳳来線)を快適に走ります。この道はとても走りやすいですよ。


そして国道257号を走り、道の駅「鳳来三河三石」に到着。


ここで食料を調達しました。パン3個、栗ようかん1本。まずはパンを1個食べておきます。今日はチマチマと補給することにします。


「いなさ湖」へ向かうため、国道を離れて県道を走りますが、ここも快適なサイクリングを楽しめる田舎道です。今日は結構良いルートを選択したかも。


「いなさ湖」の西側の道路は、車が殆ど走っていないため湖の景色を眺めながらのんびり走ることができます。(お勧めです)


とてもダムには見えないのですが「都田川ダム」です。ほんと不思議なダムです。


ヒルクライム第一ステージの入り口に向かう橋に到着です。ここまでの走行距離は約51kmでアベレージは25.1km/hでした。(実はこの先でサイクルメーターがリセットされてしまい、何キロ走っているのか分からない状態が続きました)


生活道路なのに結構な上りが続いて、ようやく展望台へ向かう道路が現れました。思わず“うひょひょ”なのか“うげげ”なのか表現が難しい坂が目の前にあります。


定番のカーブミラーを使った記念写真ですが、良い感じに撮れました。(もちろん背景に写っている激坂のことです)


スタートして300mはずっとダンシングを強いられましたが、民家が並んでいるところは平坦道になります。復路はここを通らないため、とりあえず記録写真を撮りますが、なぜ撮るのかは…。このヒルクライムのつらいところは、この先にすごい坂が待っていることがはっきり見えてしまうところです。今までの激坂は「とにかくよく分からないけど、ものすごく大変な坂を上っているらしい」という感覚でしたので、精神的なダメージを受けることはないのですが、ここは「どう、すごいでしょ」という感じで坂の斜度が分かるのでツライ…


といっても後半区間に入ると、いつも通り先が分からない道を黙々と走り、「滝沢展望台」に到着です。あー絶景かな絶景かな。実は、ものすごく大変な上りでした。シッティングで上れない区間があるのはいつものことですが、それが200mほど続くとなると「もう勘弁して」となってきますよ。立ち漕ぎしてもペダルは下りません。腕を引くことでペダルを押し下げるのですが、時速5kmを切って上ったのは初体験です。ここは道幅が狭いため、蛇行走行もできません。まだ膝の裏が痛いため引き足が使えず、とにかく踏み込むのに必死でした。(最大傾斜は20%超)


さて、下りながら写真を撮っていきます。この区間が一番の難所です。スタートから2km地点まで上れたら景色がぱっと開けるため、そこまで来たらゴールは近いですよ。


前半区間はこのように景色が良いところを上ってきます。「景色を楽しみながら軽いギアでクルクルと上って…」という気分にはなれませんが。“これぞヒルクライム”という雰囲気の「滝沢展望台」でした。(距離は2600mです)


第二ステージ突入前にコンビニで補給タイムです。このコンビニには店舗の横にベンチが置いてあって、ゆっくり食事ができます。


細江公園のところの案内板で第二ステージの入り口を確認。国民宿舎の先に尉ヶ峰スカイラインがあるみたいですが、これが「奥浜名湖スカイライン」のことですね。でも国民宿舎に向かう道って結構な上りなんですよね。


スタート前から既に疲れていますが、あれが「奥浜名湖スカイライン」ですね~。「なんじゃこりゃ」としか言いようがない坂が目の前にあります。気分を落ち着かせるために5分休憩。序盤の激坂をダンシングで切り抜けますが、その先がどこまで続くのか分からないため、蛇行走行で脚を休め、そしてダンシング、何度か繰り返すとスタートから1200mほどでヒルクライム区間は自然消滅しました。そのまま緩い上りが延々と続く単なる林道になってしまい、1200m以降の雰囲気としては「くらがり渓谷の田原坂」みたいなものです。


ところが、「あれま」という状態になってしまいました。まずは左側の道を進んでみたところ、途中から道が狭くなり林道という雰囲気ではありません。右側の道を進むと行き止まりになります。「??????」状態で呆然としていると、地元の人っぽい観光客がいたので、林道のことを確認してみると…


道を間違えた理由がこの看板です。左に「北大路コレクション」なる建物があるかと思ったので右に曲がったのですが、左に行くのが正解です。


最初の看板から随分走ったところに、再び看板が現れて、このようなオブジェが並んでいます。最初の看板に「この先○km」って書いてあれば間違えることも無かったのに。紛らわしいゾ。


このキャンプ場の看板が現れたら上りも終わりです。実は、緩い上りが延々と続いているというのは見せ掛けで、気が付かないうちに10%程度の坂が頻繁に現れます。油断しているとギアチェンジのタイミングを逃しますよ。


徒歩で展望台に登らなくても、このパラグライダーの発着場から景色を拝めます。ただし、着陸してくる時でも、部外者には何も教えてくれないので、ボーとしていると激突されるかもしれません。


「奥浜名湖スカイライン」のゴール時刻が既に14時30分だったため、オレンジロードをバスして、国道301号で山越えして新城に戻ります。が、いかにも「山越えしますよ」という景色が目の前にあると精神的に疲れます。なんか静岡側って前もって“大変さ”が知らされることが多いような…


「宇利峠」には何もありません。ちょっとガッカリです。とりあえず愛知県には戻ってきました。


どこを見ても山ですねぇ。ともかくどこからでもいいから上らない限り帰ることができません。ところで「国道301号新城~作手」の坂ですが、名称って無いのでしょうか。では私が勝手に命名します。12枚の干支の看板が立っているので「十二支坂」とします。この坂は激坂では無いのですが、8%前後の坂が延々と続くので途中で嫌になってきます。特に終盤にここを通ると踏み込む力も残っていないため、黙々と坦々と上るしかなく、心拍数が上がるほどの走りができません。中間地点以降は徐々に心拍数が下がり、141から145程度になってしまいました。


ふもとの「竹生神社」のところの交差点から和田の交差点まで約6.5kmで走行時間は激遅の45分14秒。これで今日の上りは完了。ゴールまで残り8kmは楽できる…


と思っていたのですが、少し下った後に再び結構な上りが待っていて「もう勘弁してくれ~」状態。たった8kmがこれほど辛く感じたことはなく、ヘロヘロになりながら道の駅に到着(16時55分)。

本日の走行距離は約120kmでした。(獲得標高2107m)



関連エントリー