今月は「アンティーコ活用月間」ということで、アンティーコであれこれ試していますが、今日は「急坂のヒルクライムでロード(BIANCHI Via Nirone)と比べてどうなのか」を検証してみます。
天気予報では「曇り時々雨」となっているため念のためカッパも携帯。「山の天気は変わりやすい」そのもので三河の山を走ると「いきなりドシャ降り」に遭遇するため、空模様を見ながら走る必要があります。
今日のメインイベントは「旭高原元気村ヒルクライム」ですが、オプションをどれだけ付けるのかは時間と体調との兼ね合いですが、当初予定していた「段戸山ヒルクライム」については走り始めてすぐにバッサリとカット。先月の遠征の後も休養を取ることなく走り続けているため、疲労が蓄積されているようで、「段戸山ヒルクライム」のようなコースを走るとそれだけで力尽きる可能性が高い。
本日の走行ルート → アンティーコで元気村TT
矢作川の堤防道路を北上中。北の空はなんだか良い天気ですが、振り返って南の空を見ると厚い雲に覆われていていかにも雨が降りそうと言う雰囲気です。
元気村ヒルクライムのスタート地点までムダな力を使いたくないため、「水源公園→勘八峡→県道355号で小渡」のルートを選択。この区間については「アベレージをどこまで高められるのか」が課題であるわけですが、「心拍数を抑えて無理せずに」が条件です。
自宅から2時間5分ほどで小渡のコンビニに到着。平均心拍数126bpmでアベレージ24.7km/hでした。ミニベロでこれなら「まあまあかな」と思いましたが、帰宅してから過去のデータを見ると2010年6月6日の時点で24.1km/hだったようで、ジテツウトレーニングの成果があまり見られないようで複雑な心境。20インチのミニベロの場合、速度が28km/hを超えたあたりから負荷が急激に高まるので、「無理せずに」という条件ではアベレージは高まりません。
缶コーヒー&メロンパンでカフェインとカロリーを補給して、「旭高原元気村ヒルクライム」のスタートです。アンティーコでフロント39Tならロードで30Tを使っているようなものですが、「これなら楽に上れるハズ」と思い込んでいたものの、ケイデンスが70rpmを切るとも相変わらずキツイ。ロードの「ずっとキツイ」に比べたら楽に走れる区間もあるわけですが、今日は超前乗りシッティングを封印して、70rpmを切ったらギアを重くして“えっちらおっちらダンシング”発動。
疲労困憊、滝汗状態でゴール。タイムは31分37秒でした。平均心拍数が162bpmで、最高心拍数が170bpm、楽に上るどころか結構ムリしたようです。
ニローネで走ったとき(7月8日)は、平均心拍数が163bpmでタイムは29分4秒。アンティーコとニローネのタイム差は8%程度です。田原坂の場合はタイム差が12%あるため、勾配がきつくなるほどタイム差が縮まりますが、デュラのホイールを使っているニローネなら「漕ぎ出しの軽さ」はアンティーコと大差ないため、単純に「ケイデンス」の違いとなります。以前から分かっていましたが、私の場合は上りでもケイデンスを70rpm以上キープさせる必要があるため、ニローネのフロントは46/30Tにすれば元気村TTのタイムは確実に向上するハズ。
アンティーコで上った2年前のタイムは41分3秒となっていますが、当時の感想が「このコースはちょっと優しい中級編」となっているため、たぶん心拍数が高まるほど頑張っていなかったような。ミニベロは頑張って走るような自転車ではないため、当時としてはそれで良かったのかもしれません。
いつものルートで足助まで下ったところで獲得標高をチェックすると1000mに達していません。ここまでオプション無しですから当然ですが山間地を走る場合は「100kmあたり1000m」を目安にしているため物足りなさを感じ、急きょオプションコースに突入。
いつもは橋を渡って足助街道を走り松平へ向う分岐点。ここを直進すると剛脚さんたちのブログにちょくちょく登場する○○なコース。
「うっかり道を間違えて上り始めたら泣きたくなるだろうな」と思えるほどの山岳コースです。事前に「ここは大変」となんとなく分かっていましたし、アンティーコなら勾配10%程度もムリせずに上ることができるため、インナーローを多用してクルクルと回して上り続けますが、今日は休憩少なめのためか既に全身疲労が酷い。
焙烙山へ向う分岐点のところにあった自販機で、ようやくドリンクタイム。ミニベロで走り続けるというのは思いのほか疲れます。2010年シーズンはアンティーコで山間地ロングライド(160km超)を試していますが、現在は「ちょっとやりたくないな」というのが正直な感想。
距離: 106.7km
高度上昇値: 1134m
平均スピード: 22.2km/h
平均心拍: 132bpm
所要時間: 5時間27分
2010年シーズンのアンティーコで山間地を走ったときのアベレージは約20km/hになっているので、当時は脚力不足で負荷を掛けるような走りができなかったのかもしれません。