ブロンプトン弐号機も5個目のハンドルを試す

ブロンプトン弐号機をロングライド仕様に仕上げるため試行錯誤の連続。初号機もあれこれ試してようやく旅仕様の最終形に辿りつきましたが、弐号機については購入直後から短期間の間に次々と変わっていきます。

「S2L」の原型を留めなくなった弐号機。ハンドルも既に4個試していますが、「ライザーバー+ポジションチェンジャー」で琵琶湖を走った時の疲れ具合がちょうど良かったため、それを踏まえて5個目に突入。

用意したものは「バズーカ ハイライズハンドルバー 22.2/480mm シルバー」ですが、ライザーバーというより超ローハイトMハンドルのような雰囲気。

このハンドルをSモデルのブロンプトンに装着させると、Mモデルよりも約20mm、Pモデルよりも約10mmほどハンドル位置が高くなります。サドルに座ってみるとまさに「ママチャリポジョン」そのものです。見た目だけで判断すると「こんなポジションでロングライドなんかムリ!!」っと思えるのですが。。。

二台のブロンプトン

向かって左側がM6Rで、右側が弐号機(S2L改)です。弐号機はハンドル周りがごちゃごちゃしているので分かりづらいかもしれませんが、Mハンドルぽい雰囲気はしています。剛性があるためダンシングをしても不安定さはありません。

このハンドルで「ぐるっと渥美半島一周」を走ったわけですが、「ママチャリポジョン」こそがブロンプトンに適したポジションであることを改めて実感。200kmほど走ってもあまり疲れません。「ママチャリポジョン」で負荷を掛けると膝へのダメージを感じるため、負荷を抑えて走ることになりますが、「距離:199.1km 獲得標高:676m」のコースを平均アベレージ23.3km/hで走れているので遅いというわけではありません。

ということで、「このハンドルで決定」としたいところですが、ハンドルの握る場所が1箇所のみという制約ゆえに長時間の連続走行では苦痛になってきます。さらに向かい風に対して非常に弱いため、ムリに前傾姿勢を取ると上腕部が疲れてきます。この2点のデメリットについては予想できていたため、某パーツを先行して注文済みですが、増税前の駆け込みでポチッしまくっているので、ついでに大物もポチッしたというのが本当のところ。


サンマルコリーガルをブロンプトンで使う場合は不都合があります。ネジがサドルサイドに隠れてしまうため、超前乗り
ポジションになってしまうのです。サドルの後ろに座ろうとすると鋲が使われていることもあってか非常に硬く、お尻へのダメージが酷く、だいたい80km過ぎたころからお尻の痛みとの闘いになってしまいます。

「渥美半島一周」の時は痛みに耐えられず復路の途中で、ペンタクリップを前後逆にしてサドル位置を後方に移動。このことで正しい位置に座ることができ、なんとか最後まで走ることができましたが、それでも僅かながら前寄りになっています。アリアンテの場合はサドルの後方も柔らかいため、特に問題にならなかったことが、サンマルコリーガルにしたことで露呈されたわけです。

ネジを留めることができなければポジション出し以前の問題です。そこで近所のホームセンターで8×60mmのボルトネジを購入して差し替え。しかし、13mmのスパナが必要になったため、再びホームセンターで買い出し。


ということで、ブロンプトンでサンマルコリーガルを使う場合はボルトネジの交換が必要になります。

ショップから某パーツの出荷の連絡が来たのが3月27日で、28日の夜には配達されるだろうとのことでした。しかし、交換作業をしたかった30日になっても届かず、さらに31日の夜まで待っても物流情報が更新されることはなし。1日の昼、最寄りの営業所に電話するが全く電話に出る気配なし、仕方なく配送業者のWebサイトから「配達されない」のようなことをメール。その効果があったのか、1日の夜遅くに某パーツが配達されました。

某パーツとは。。。


PステムとPハンドルです。

ブロンプトンでロングライドをやるのならばPハンドルが最適であることは、初号機で分かっていたことです。わざわざSモデルを買ったのにそれをPハンドルにするのも何だかなと思えたので、無駄な抵抗のようなことをやってきましたが、弐号機に活躍してもらうためには「P20L」に進化してもらうしかありません。

Sモデルのストレートバーのハンドル位置から少しずつ高さを変えていき、それによってロングライド耐性がどのように変わっていくのか確かめることができたので、遊びとしては良い経験にはなりました。

ブロンプトンでロングライドをやるのならばPハンドルは必須です。いや、ロングライド目的でブロンプトンを購入するのならばP6Lを選択するのが時間と金の節約になります。



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