ブロンプトンで使う背負えるバッグ

数日間続くブロンプトンの旅では「Cバッグ」を使ってきました。天候不順の時とか防寒具が必要になる場合は、軽量リュックも使いましたが、軽い物しか背負わないため、全く気になりません。遠征を続けていけば必然的に装備も最適化されていき、本当に必要なものを走りに影響しない形で運搬できるようになりましたが、ひとつだけどうしても解決できなかったことがあります。

それは「輪行の時の荷物の運搬」です。ブロンプトンを入れた袋は左肩に掛けます。そしてCバッグは右肩に掛けますが、荷物満載の状態では不安定すぎるため、Cバッグを右手で持つことになります。両手とも自由にならない、狭いところを通るのに苦労する。軽量リュックはクッション代わりにブロンプトンといっしょに袋に入れるため、Cバッグさえ背負うことができたら右手はフリーになるのです。

理想的なバッグはブロンプトンのフロント・キャリア・システムで使うことができる背負えるバッグです。お金持ちならオーダーメードで手に入れるかもしれませんが、庶民にはせいぜい2万円までです。

何か良い方法はないものか。

まずは「肩掛け」と「背負える」という2WAYバッグを探してみましたが、キャリア・フレームにどうやって固定するのかが大きな壁になります。

現物を見ずに買うため、ダメだった場合は違う用途で使えるものである必要もあります。(自転車倉庫には結局使い道が見つからず放置したバッグが大量にありますが…)

あれこれ探してみて「これは!」というものがあったためポチッ!!


モンベル バッグ アウトドア トライパック30 – チェスナット (国内正規品)


肩掛けベルトを使うのが基本形なのか、全く違和感がないデザインです。


収納されている背負いベルトをひっぱり出すとリュックになります。このバッグは空重量が1370gもある頑丈な作りをしていますが、それだけ重いと背負って走る気にはなりません。この時点でダメだと分かれば、普通の旅行で使うバッグの役目になります。


肩掛けベルトを収納してもう一度眺めてみると「あっこれは!」と良い事に気が付きました。


未だに出番がないリンプロジェクトのフロントバッグと比べてみても、トライパック30は収納量が多そうです。Cバッグからキャリア・フレームを外すのは手間ですので、Sバッグ用キャリア・フレームで試してみます。


なんと驚くことにトライパック30とSバッグ用キャリア・フレームの相性が非常に良い。なんだか思いのほか上手くいきそうな雰囲気です。


ブロンプトン初号機にカチャッと装着。Cバッグより小さいですが、見た目は全く違和感がありません。


4点のベルトで固定されているとはいえ想定外の使い方になるため、なんらかの補強が必要かもしれませんが、トライパック30をブロンプトンのフロントバッグとして使えそうです。

4月20日

沖縄遠征のための装備を仕上げます。


走行中の安定感を高めるために改良が必要です。


ホームセンターで一番面積が広いマジックテープを買ってきました。ちょっとしたバッグが買える金額です。


このように薄いプラ板で抑えるように改善。


見た目はともかく多少なりとも安定感が増しました。



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