以前、ブロンプトン初号機と弐号機をフロントダブル化させました。弐号機に関してはブルベ仕様から快速仕様に変更した時にギア比を再考して「スギノ EV110S P.C.D.110mm」で「52/36T」にしました。初号機に関しては酷使するためパーツの消耗が激しいこともあって、デッドストック品を使いまわしてきましたが、いつからなのか不明ですが“とりあえず”でやりくりしてきた初号機に不具合が出てきました。
離島巡りくらいなら大丈夫と先延ばしてきましたが、過酷だった岩手&宮城で限界を感じて、ようやく不具合を解消させます。といっても使用頻度が少なかったパーツを再利用です。
アウター シマノ FC-5750 50T
インナー スギノ SS110JS 34T
不具合とは荷物満載の旅で耐えられなかったのかアウターギアが歪んでいるのです。FDのプレートを目安にクランクを回しながらギアを見てみると、5mmほど波打ちます。もともとニローネについてきた安物のギアですので寿命かもしれません。
使っていないアウターギアには丈夫そうな「スギノ SS110JS 48T」もあります。しかし、平坦区間では50Tでも中途半端で2速ではちょっと軽い3速ではちょっと重いと感じることが多いため、48Tだとさらに中途半端になります。
弐号機はフロント52/36T、リア12-14-17Tにしてあります。平坦区間はF52T、R14Tでちょうど良いため、初号機もリアが14Tなら、ブロンプトン弐号機と同じように「52/36T」が良いのですが、「52/36T」が欲しくても「スギノ EV110S P.C.D.110mm」にすると約18000円の出費になります。
今まで「50/34T」を使ってきた理由は、「パーツの再利用」だけでなく「重装備の初号機、軽装備の弐号機」という使い分けにあります。日帰りまたは1泊程度の旅で使う弐号機に比べて数泊の旅で使う初号機はギア比を軽くしておきたいものです。
ところがなぜか、ブロンプトンのいうものは荷物が多かろうが少なかろうが走りが変わりません。さすがにゼロスタートとか急坂の上りだと重さを感じますが、旅先でフロントバッグを宿に預けて軽装備で走っても、平坦区間ならそれほど違いを感じません。
二つ目の不具合は、インナーギアを使う時にチェーンがFDのプレートに擦ります。ブロンプトンの車体には個体差があるため、現物合わせでBBを使っていて、フロントダブル化させた直後は軸長110mmでギリギリいけていたのですが、こちらもいつのまにか擦るようになっていました。11速のパーツで組んだ弐号機は軸長107mmがちょうど良いのですが…
110mm、113mm、118mmのBBです。
110mmから113mmに交換。1.5mmほど外側にいくため、チェーンが擦らなくなりました。
シルバーでもなくブラックでもないグレーのチェーンリング。見た目がちょっと気になりますが、しばらくはこれでいきます。