名古屋エリアは全般的に走り辛いため、“走り”を目的として訪問すると100%後悔します。“後悔する”最大の要因は「歩道を走る割合が非常に高い」ことです。車道をまともに走れる裏道を開拓するためには、何度も走りに行く必要がありますが、名古屋を走りの舞台にしようとは考えていないため、最初の観光ポイントの近くまで輪行、最後の観光ポイントの周辺の駅から輪行で戻ることにします。
「歩道を走る+往復とも輪行」ですので、今回はブロンプトンを投入します。そして観光ポイントは尾張四観音の「龍泉寺観音」「甚目寺観音」「荒子観音」「笠寺観音」です。同僚から尾張四観音の話を聞いた時、「名古屋城を守る4つの観音」のイメージが“魔法陣”みたいで面白そうと感じたから訪問することにしました。“お話”としてなら、名古屋城の守護神と守護神に仕える四天王の方が面白いため、「愛知縣護國神社」にも立ち寄ることにしました。
9時13分。本日のスタート地点は高蔵寺駅です。高蔵寺も名古屋エリアという雰囲気でメイン道路は走り辛いですね。仕方なく龍泉寺観音まで歩道を走りますが、走行速度が低いため、ペースが悪過ぎです。
9時51分。龍泉寺観音に到着。龍泉寺口の交差点を曲がってしまったためタイムロスあり。境内までの急坂はブロンプトンでは上れません。
メインの道路の車道を走れるのなら名古屋城まで大して時間は掛からないと思いますが、歩道を走るしかないとなると時間も掛かりストレスも溜まります。少し遠回りになりますが庄内川の堤防をのんびり走ることにしました。ブロンプトンは景色を見ながらのんびり走るのに相応しい自転車だと思います。
そして名城公園へ向かう川沿いの道路を走ります。しかし、この先にはトラップがいくつか待っていて、すんなり進むというわけではありません。
名城公園から名古屋城の天守閣を眺めます。今日は名古屋城には立ち寄りません。
10時50分。愛知縣護國神社に到着。ここでお守りを購入します。鳴りそうな「鈴」が欲しかったのです
名古屋エリアで食事場所に困ることは無いとは思うのですが、目ぼしいところを探すとなると案外苦労します。「甚目寺観音」の方向に走り始めたらCoCo壱番屋があったので、即断で入店しました。ただし、メニューには拘って「オムエッグカレー(580円)」にしました。
12時7分。甚目寺観音に到着。ずっと歩道を走ってきたため、予想以上に時間が掛かっています。ストレスもそろそろ爆発しそう。
とりあえず堤防道路を走ることができる区間だけでも走れば気分転換にはなりますが………。あっと言う間に終わります。
13時ちょうど。荒子観音に到着です。住宅街の中にあって、少し迷いました。
14時ちょうどに今日のラスト訪問地、笠寺観音に到着です。荒子観音から笠寺観音までは交通量が少しでも減れば車道を走ったりしましたが、名古屋の道路というものはハラハラドキドキですね。歩道だと速度は18km/h前後ですが、車道に出れば25km/h前後で走れるのですから、いかにタイムロスが大きいか。そして歩道の段差越えは人間にも自転車にも悪過ぎです。先を急ぐ場合には非常にジャマな存在のママチャリですが、後ろについて走ってみると12km/h程度で走っている人が結構多いです。ちょっとした上りになると「遅過ぎ~」と叫びたくなるくらいジャマです。
14時28分。名鉄の「急行」が停まる鳴海駅に到着です。ここから輪行で帰ります。輪行で自宅の最寄り駅まで戻り、そこから自走で帰ると、鳴海から自宅までの所要時間は約1時間です。ビアンキLupoDやGIOSアンティーコを使えば、笠寺観音から自宅まで1時間30分あれば走りきれますが、まあ今日は“走る日”ではないため、距離を稼ぐ必要はありません。
今日は手作りの簡易輪行袋を使ってみました。ビニール袋を被せるだけですから、簡単&軽量です。
8時5分出発、15時30分帰宅。本日の走行距離は約58kmで、アベレージは16.4km/hでした。高蔵寺駅を9時13分出発で鳴海駅に14時28分に到着ですから、所要時間は5時間15分も掛かっています。ということで、名古屋エリアを観光ポタするのなら、時間当たりの移動距離については10km程度を目安にする必要がありそうです。